「ルックスと学力と収入」に、関係性はあるのか?

かっこいいのに頭が良くてモテモテで、社会に出てからも高収入で…なんて人、そうそうお目にかかれるものじゃありません。

そもそも「ルックス」「学力」「収入」に相互関係はあるのでしょうか?

ここでは、勉強法のカリスマ山田浩司さんの著書『受かる勉強33のルール』を参照に、学力にまつわるコラムを紹介しましょう。

「得するルックス」
とは?

テキサス大学の経済学者ダニエル・ハマーメッシュは、その著書『美貌格差:生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)の中で、外見が魅力的な従業員は、そうではない同僚よりも多く稼いでいるという研究結果を発表。

外見が魅力的でない人より10%、平均的な人よりも5%サラリーが多いのだとか。ダニエルはこれをビューティー・プレミアム(美の付加価値)と呼び、逆に不利益がある場合は、プレイナーズ・ペナルティ(地味の罰金)と名付けました。

見た目はその後の
「生涯サラリー」にも影響

さらに、ウィスコンシン大学マディソン校の同様の研究「Facial Attractiveness and Lifetime Earnings(顔の魅力と生涯収益)」によれば、高校卒業時にルックスの評価が高かった人は、30代や50代になったとき、ルックスの評価が低かった人よりも、平均収入が高かったそうです。

ルックスが
学力の妨げになることも…

ルックスの良さが仕事の成功を呼び寄せやすくすることは間違いがないようですが、それは学力とは無関係です。むしろルックスに頼ってしまい、勉強がおろそかになる傾向があります。

ルックスは収入のわずかな上昇をもたらすかもしれませんが、それは決して学力の向上をもたらすわけではありません。ルックスに自信のない人は、学力を向上させて仕事の収入を上げていけばいいのです。

「収入」の向上には、さまざまな要素があります。ルックスも学力もその要素のひとつでしかありません。もしルックスが変えられないものであるならば、それをカバーする別の力を身につけましょう。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。