「生まれた順番」が、なぜ学力に影響するのか?

日本ではよく、一番上は面倒見が良くて責任感が強い、末っ子は要領が良くて甘えんぼう、ひとりっ子はおっとしている、など出生順位による性格分析がありますが、学力にまで影響するものなのでしょうか?

ここでは、勉強法のカリスマ山田浩司さんの著書『受かる勉強33のルール』のコラム記事を参照に、その秘密に迫りたいと思います。

先に生まれたほうが
学力が高い「4つの理由」

オーストラリアのオタゴ大学で、25年間にわたって行われた追跡研究「Birth Order and Educational Achievement in Adolescence and Young  Adulthood(思春期および若年成人期における出産順序および教育功績)」によれば、出生順位が早いほうが、学校の成績も良く、学歴も高くなる傾向があります。

その理由として研究者たちが挙げているのが、

01.
第1子にはお金や愛情など家庭の資源がふんだんにかけられる。後で生まれてくればくるほど、その子に対する注目は減少する。

02.
兄弟姉妹はお互いに離れたがる。第1子が学業で優秀だった場合、第2子以降は同じ道を避けて他の分野に進む傾向がある。

03.
第1子は、弟や妹のお手本にならねばとの意識がある。そのため、学業などに打ち込んで“いい子”になる確率が高い。

04.
出生順位が遅くなるほど、両親が甘くなるので、学校の成績が下がる。下の子はあまり厳しく育てられない。

一概には
言い切れないけど…

同じく、ポーランドの研究でも、長子のほうが教育を受ける年数がはるかに多く、高い社会的地位を持つ傾向があると結論づけ、一方でマレーシアの研究では似たような傾向が出たものの、統計学的に有意な差ではありませんでした。

つまり、出生順位が後になればなるほど、学業における点数が下がる傾向はありますが、そこまで顕著な差ではないそう。

むしろ、両親の学歴や、教育熱心さ、本の数など、家庭環境のほうが大きく影響すると言えるでしょう。

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