あなたの「ジョギング」が難民支援に。歩いて捧げるチャリティイベント
国連UNHCR協会の女性支援プロジェクト「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」が、新たなチャリティ企画を開始した。
今回の企画は、バングラデシュでの避難生活が6年目を迎えたロヒンギャ難民女性たちへの支援を呼びかける「チャリティラン&ウォーク」だ。
これは、彼女たちが命がけで逃げてきたミャンマーからバングラデシュまでの約50kmを、参加者が自身の日々のランとウォークを通じて感じ、同時に難民支援もおこなえるというもの。
©特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
たとえば1日5km走るランナーであれば、10日間で50kmを完走することになる。
こうした走った、あるいは歩いた距離をエントリー締め切りの6月19日までにアップロードすると、参加者全員にデジタル完走証が発行される。
基本的にエントリーは無料となるが、寄付つきエントリーもあり、1000円、3000円、5000円のなかから選んでエントリーすること可能だ。
さらに、期間中にアップロードした距離が50kmを超えた方には抽選で豪華プレゼントが当たるという。
集まった寄付金でできることとしては、2000円で1人分の学用品提供、6000円で石油ガスの調理キット提供、1万4000円でコミュニティ施設の修理維持などが挙げられる。
このイベントの目的は、ロヒンギャの人々への関心が薄れることにたいする警鐘、そして難民キャンプでの自立・自助への取り組みを日本からの支援につなげることにある。
6月17日にはリアルランイベントを、同20日のイベント最終日「世界難民の日」にはYouTubeライブも予定されている。
難民支援は世界的に見た社会課題の一つ。こうしたイベントが、その輪を広げるきっかけとなるはずだ。
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