“規格外”な名作、入荷しました。野菜の価値を見つめ直す「アートな青果展」

カタチが変わっている、傷がある、味わいが異なる──。

そんな“規格外”野菜の価値を見つめ直す“規格外”な美術展「アートな青果展」が、東京・青山「ITOCHU SDGs STUDIO」にて開催される。

会期は7月21日(金)〜9月18日(月・祝)。

©ITOCHU SDGs STUDIO

現在の農産品規格において、規格外野菜は“価値が劣る”商品だ。

とはいえ、廃棄されるなら安くても市場に多く出た方がいいのか?それは農産物全体の価格下落、ひいては就農者の収益下落にもつながるため、一概にいいとは言えないという。

そんな解決の糸口が見えづらい課題について多くの人に知り、考てもらう機会を創出すべく、同展では彫刻・絵画・写真・音楽・物語・言葉の6つの表現、もとい視点から規格外野菜の価値にアプローチする。

©ITOCHU SDGs STUDIO

ユニークなカタチをした本物の規格外野菜を3Dスキャン。作品名と作者である生産農家の方の名前を添えることで、立派な彫刻作品として展示。

©ITOCHU SDGs STUDIO

規格外野菜から作られたクレヨンや絵の具などのアップサイクル画材で、イラストレーターの中山信一氏や砂糖ゆき氏、大津萌乃氏、絵本作家の椎木彩子氏が規格外野菜をモチーフに描いた作品。原画は、野菜とセットで販売予定。

©ITOCHU SDGs STUDIO

“歪んだ”“裂けた”など、個性的な野菜たちが規格外野菜になってしまった理由に焦点を当てカメラマン・磯部昭子氏が手がけたアートフォト作品。

©ITOCHU SDGs STUDIO

規格外野菜の個性的な断面を音に変換し、さまざまな野菜を組み合わせてひとつの音楽を作曲。

©ITOCHU SDGs STUDIO

規格外野菜が主役の10の物語を展示。

©ITOCHU SDGs STUDIO

規格外野菜の見方を変えたら新しい言葉も生まれるのでは?という考えのもと、新しいことわざが書かれた、新しいかるたを制作。

詳しくはコチラの公式サイトからチェック。

ちなみに入場料は無料。近くを訪れた際はぜひ気軽に立ち寄ってみて。

Top image: © ITOCHU SDGs STUDIO
カタチが変わっている、傷がある、味わいが異なる──。 そんな“規格外”野菜の価値を見つめ直す“規格外”な美術展「アートな青果展」が、東京・青山「ITOCHU SDGs STUDIO」にて開催
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。