「香り」で楽しむ、視覚障害者のためのアート展。

視覚障害者の人が歩行の際に用いる杖にちなんで、ライオンズクラブは10月15日を「白い杖の日」としています。

石鹸などを扱うアメリカの小売店Bath & Body Worksは、目の見えない障害者にアートを楽しんでもらおうと、この日に合わせて#TheBlindExhibition(盲目者のための展覧会)という美術展をパナマで開催しました。

手で触れるだけではなく、嗅覚によってアートを楽しむことができる、斬新でユニークな作品が展示されました。

キャンドルや石鹸を使ったアート

#TheBlindExhibitionは、パナマの美術館Casa Gongoraで10月16日から28日まで開催されました。主宰のBath & Body Worksの製品であるキャンドルや石鹸など、普段は日用品として使っているものを材料にして、7人のアーティストが香りと触覚を通して鑑賞することのできる芸術作品を作り上げました。

説明文は英語とスペイン語の点字で書かれており、その作品の背景を知りながら楽しむこともできます。

参加したアーティストは、ほとんどが絵画をメインに活動している人ばかりで、日頃使うことのない材料を用いた作品制作は非常に新鮮なものだったと語ります。

参加アーティストのひとりであるDilsa Riveraさんは、

いざ始めてみると非常におもしろく、私自身のためにもなりました。

と感想を語っています。その他のアーティストも、視覚障害を持つ人にアートを楽しんでもらえることに喜びを感じ、また、自分自身の表現の幅も増えたことで大きな成長があったと、この取り組みを振り返っています。

#TheBlindExhibitionはパナマのニュース番組やインターネットを介して話題を呼び、世界中から注目されました。Bath & Body Worksは自社商品をPRしながらも、視覚障害者に向き合い、「白い杖の日」を世界に広く周知させることに貢献したのです。

Bath & Body WorksのブランドマネージャーであるSalinas教授、そして今回の展覧会でディレクターを勤めたLastenia氏は、

今後も障害を持つ人や、特別なニーズに応えるための文化的娯楽スペースを作っていきたい。

と語っています。

スペインやアメリカだけでなく、世界中で誰もが芸術を楽しめるような機会が、これからどんどん増えていくといいですね。

Campaign title: The Blind Exhibition
Client's name and job title: Noor Diaz / Brand Manager Bath & Body Works Panama
Creative agency: Independiente Panama
Copywriter: Jonathan Lasso / Dennis de Icaza
Art director: Luis Alvarado
Media planner: Male Aleman
Production company: Demencia Films
Director: Pierre Rios

Licensed material used with permission by Independent Panama
ヘッドセットに高速高解像度カメラが埋め込まれていて、ユーザーはディスプレイに映し出された画像を見ることができます。手持ちのコントローラーで、コントラストや...
視覚障害を抱えるスケーターJustin Bishopさんがトリックを決められるように、イノベーションラボ「Not Impossible Labs」とオンラ...
戦後から古美術・日本画・版画など約150の専門店が集まるアート密集地、日本橋&京橋。「東京アートアンティーク」は、普段は訪れる機会の少ない老舗の古美術店や...
美術館などのアート施設が近くにない人にも、アートを届ける素敵なプロジェクト。
“今がツラい”みなさまを自由にするための12星座占い。元銀座ホステス・開運アドバイザー 藤島佑雪先生が、今週のアナタが「ツラい」と感じること、悩むことにお...
シンガポール国立大学の研究によって開発された「Vocktail」は、視覚と嗅覚、味覚を操ることで、ただの水でもカクテルを味わったような感覚にさせるのだとか。
目の見えない人に「あなたはレイシストですか?」と聞く「Cut」の動画。視覚障害者は肌の色が見えないので差別はないのかと思いきや、訛りや話し方で予想するとい...
目が見えなくても映画を楽しめることを伝えたい!松田高加子さん。視覚障害のある人が映画を楽しむ時の補助ツール・音声ガイドの制作を手掛けている「虹とねいろプロ...
目の不自由な人たちが絵画を楽しむには、どうすればいいのか?フィンランドのデザイナーが考案した、“触れることのできる”絵画が、注目を集めています。3Dプリン...
世界中のストリートアートを検索できるアプリ「Street Art Cities」。現在、70カ国以上、350を超える都市のストリートアートが登録されています。
“世界一おもしろいお菓子屋さん”こと「パパブブレ」が、甘党以外の男性などにも楽しんでもらおうと、土佐の「酔鯨酒造」の協力のもと酒のつまみになるキャンディー...
フィリピンの「Malasimbo Music & Arts Festival」は、音楽にプラスしてアートにも重点を置いたフェス。会場は毎年、光や色を巧みに...
いま、欧米ではビジネスの場においてアートが注目されています。私自身もGoogleやWeWorkといった企業にアーティストとして呼ばれることも。なぜか?アー...
2008年、ニューヨークのイーストリバーに4つの滝をつくったオラファー・エリアソン。その作品は、光、空間、水、鏡、霧、影という自然現象や素材を巧みに使い、...
初対面の相手を見極める時、視覚に頼るのは否めない事実。しかし、目に見えているものは真実なのか?実力派俳優として評価の高いマイケル・ファスベンダー主演のショ...
ARアプリで館内の作品をかざし、出てくる立体パズルを解きながら進んでいくアート展「あなたが動かすアート展 ~おくびょうキュリオと孤独な絵描き~」が「池袋P...
「Boston Dynamics」社が製作する四足歩行ロボットの「Spot」が、シンガポールの公園をパトロール中。国の公園局と連携して無人パトロールを実験...
ドライブインシアターを日本全国で開催する「Drive in Theater Japan Tour」の第一回が、6月13日(土)に「東京サマーランド」の駐車...
前篇では、GoogleやWeWorkといった企業の事例を交えながら、これまでは趣味・娯楽としての側面が強かったアートがビジネスにおける必須科目となりつつあ...
横須賀市の無人島「猿島」を舞台にした「ライゾマティクス」代表取締役の齋藤精一氏プロデュースのアートプログラム「Sense Island -感覚の島- 暗闇...
Apple Watchに匹敵する、ウェアラブルデバイスの大発明かもしれません。目の不自由な人に向けたスマートウォッチが、ついに実用化。盤面に空いた穴から飛...
目にも鮮やかなプロジェクションマッピングを用いた、視覚で楽しむアートイベント。村松亮太郎氏率いるNAKEDが手がけた、この『FLOWERS BY NAKE...
美しさをどう捉えるのかは、人それぞれ。でも、目が見えない人たちにとっての「美」って、どんなものなのでしょうか。ここでは彼らの語る想いを紹介します。
芸術作品に没入できる日本初のミュージアム「immersive Museum」が登場。映像と音響効果で空間全体を彩り、鑑賞者を作品世界に誘う、新体験のアート施設。