目が見えない人は「美」をどう定義するのか?
美しさをどう捉えるのかは、人それぞれ。洋服のセンスや髪型で決まるのかもしれないし、性格に惹かれるのかもしれません。では、目が見えない人たちにとっての「美」とは、どんなものなのでしょう。
誰かを美しいと考える理由は?
「手を繋いで歩くときに伝わってくる温度。あとはデートの最後にするハグの仕方かなあ」
「ハグをしている時に分かる体型ですね。もちろん、考えすぎるのは失礼なことだから、いろんなところを触ることはないけど」
「心の中に飛び込んでくる相手の性格かな。優しさだったり、人当たりの良さだったり。僕にとってはそれが容姿になるんだ」
「普通の人が気づかないような細かいところ。話しているときの声のトーンやその人の匂い。あとは、手と手が触れ合ったときの感覚も重要ですね」
デートした人たちは綺麗だった?
「もちろん!それは会話から分かってくるものなの。ジムに行ってるというだけでもよかった(笑)
あとは、やっぱり友だちの意見はすぐに信じる。『彼、かっこいいよ』なんて言われたら、もう、最高!」
ナレーターは前述の質問に加え、「相手の容姿を知るために、手で顔を触ったりした?」とも聞きます。
「まず、僕のパートナーについては、みんながキレイだって言ってくれるんです。そういう時はスゴく嬉しくなる。
手で触って、相手の顔が分かる?ありえませんって!もう神話と言ってもイイくらいで、バカげてるって(笑)」
「パートナーを視覚的に美しいかどうかは考えない。大切なのは心のコミュニケーションだからね」
「会話の内容が僕のパートナーの容姿を反映しているはずなんです。だから、心の目で相手を“見ることができる”わけで。
要するに、見えるものだけが人をキレイにするんじゃない。全部ひっくるめて、『美しさ』になるんだと思いますよ」
ここで紹介したのは、人気動画サイト「Cut」の動画。コメント欄には、「彼らこそが美しい」や「もう一度、何が綺麗なのかを考え直してみたい」というポジティブなものが。
目の見えない彼らが、自身の外見に何を気を使っているのかを知りたい人はこちらから。