広告業界の「予言」がここに──CMが芸術に昇華した瞬間。渋谷PARCOで傑作展が開催

1973年の開業から今年でちょうど50年の節目を迎えた「渋谷PARCO」。これを記念したユニークな展示会が同店舗4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」にて開催される。展示されるのは、過去にパルコを彩った懐かしの広告たちだ。

株式会社パルコは開業した1969年から現在に至るまで、各年代のトップクリエイターと手を組み「コマーシャルの範疇を超えた表現」と呼べる斬新な広告をいくつも発信してきた。

展示会のエリアは2000年代以降、1990年代、1980年代、1970年代の4つの年代から構成され、遡行していくことでパルコの広告の“原点”を垣間見ることができる作りに。

各エリアは時代精神の遷移に対応し、70年代は「予言」、80年代は「広告」、90年代は「渋谷」、そして2000年代以降は「アート」というキーワードが設定。それぞれの時代を形作っている。

また、展示するポスターとCM作品は、各エリアで2人のゲストキュレーターを招き、対談形式で選定された。対談内容は展示会場内で上映されるほか、会場で販売する公式リーフレットにも掲載予定とのことだ。

さて、ここでみなさんに問題。以下の広告はどの年代のものだと思う？

答えは、上が80年代、下が90年代。

ぜひ展示会に足を運んで、ほかの広告も見てみて！

『「パルコを広告する」 1969 - 2023 PARCO 広告展』

【会期】11月17日（金）～ 12月4日（月）
【会場時間】11:00～ 21:00
※入場は閉場の30分前まで／展覧会初日と最終日は18:00閉場
【会場】「PARCO MUSEUM TOKYO」東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷 PARCO 4F
【入場料】無料
【展覧会公式HP】https://art.parco.jp/