2024年は「テイスト ミーツ ビューティー」がアツい!

同じ原材料で業界をまたぐ商品開発
「テイスト ミーツ ビューティー」

「テイスト ミーツ ビューティー(Taste Meets Beauty)」とは、食品メーカーがスキンケアプロダクトなどの商品開発に力を入れていることを表現した言葉のこと。

欧米ではオーガニックの原材料を使用した化粧品が購買される傾向にあり、すでにそれを取り扱って食品を製造しているメーカーは、同一の原材料を使用して商品開発をすることができるため、新たな市場を開拓するひとつの手段として考えられている。

また、食品メーカーが化粧品を販売することは、たとえ一時的であったとしても注目を集めることができるため、売上の拡大を狙えるというメリットも。

ただし、業界が異なるがゆえに、まったく消費者に支持されない製品を開発してしまう可能性もあるため、リスクもあると言われている。

オリーブオイルを使用した化粧品を開発
「Kosterina」

© Kosterina / Instagram

オリーブオイルのブランドとして知られる「Kosterina」は、フェイスオイルやボディオイルなどのスキンケアラインを展開している。これらの主成分は、エキストラバージンオリーブオイルだ。

新たな商品の開発に成功した「Kosterina」だが、2020年のローンチ時からスキンケアラインを展開することは視野に入れていたという。そのため、ブランドのアイデンティティを「地中海のライフスタイルを中心としたウェルネスブランド」だと定義していたようだ。

現在、彼らのEコマースの売上のおよそ20%はスキンケアプロダクトによって占められているのだとか。ゆくゆくはこの比率を50%に持っていくことが目標のようだ。

タッグを組み、市場を拡大
「Poppi」と「InnBeauty Project」

© Poppi / Instagram

プレバイオティックソーダブランドと名乗る「Poppi」は、化粧品メーカー「InnBeauty Project」と手を組むことにより、ソーダフレーバーの限定リップオイルを販売している。既存の商品よりも体に良いという共通点で、この商品開発に至ったという。

そして、お互いが抱えているファンにアプローチができ、お互いが異なる商流(商的流通)に自身のブランド製品を乗せられるため、両者にメリットがあるとのこと。

彼らのコラボ商品は、コスメセレクトショップ「セフォラ」でも販売されており、小売の売上で50万ドル(約7600万円)になると予想されている。

 

まとめ

食品メーカーが美容業界に進出することは、業界が異なるだけに非常に難しいため、「Kosterina」のような事例は珍しいかもしれない。

とはいえ、しっかりとブランドのアイデンティティが確立されていれば、他業界とのコラボレーションも容易になり、その結果として市場を拡大できるチャンスを得られるだろう。

このキーワードは食品業界と美容業界の話を取り上げているが、他の業界でも応用ができるはず。その際に重要になるのは、共通点を見つけ、それを起点に商品開発を実現していくことなのかもしれない。

Top image: © iStock.com/Dainela, iStock.com/misuma
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