ネブラスカ州、脆弱性対策としてハッカーを雇用する法案を検討へ

ネブラスカ州で、ハッカーを雇う法案が提出されたらしい。ただ、当然ながら「州としてサイバー犯罪をしよう」というわけではない。

同州のLoren Lippincott議員が議会に提出したのは、ホワイトハッカーを雇うことでセキュリティを強化するという法案。州のコンピューターネットワークや選挙システムなどに"侵入"してもらい、脆弱性対策をするのが目的だという。

アメリカでは、セキュリティ面における課題が山積の現状。例えば海外からのサイバー攻撃やランサムウェア感染、選挙に関する誤報による国民の信用低下など、さまざまな被害を受けているんだそう。

Lippincott氏が今回の法案を提出したのも、中国のハッカーが送電網や交通システムなどアメリカのインフラを標的にしているという警告を受けたからとのこと。ハッカーへの対抗策としては、同じハッカーが最適だということなのだろう。

今年は、アメリカ大統領選挙が行われる。セキュリティ対策を万全にするためには、ハッカーの力も必要なのかもしれない。

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