ケーキにろうそくはもう古い!TikTokで話題の「燃え尽きる」ケーキ
それは、まるでマジックのショーを観ているかのよう──。
今、TikTokで注目を浴びているケーキがある。「Burn-away cakes(バーンアウェイ ケーキ)」と呼ばれ、その名の通り“燃え尽きる”ケーキだ。ところが、ろうそくは使用しない。
正直そそられないネーミングだが……キニナル。以下のTikTok動画を見れば、きっと注文したくなること間違いなしだろう。
トレンドに火をつけたのは、オンタリオ州を拠点とするパティシエのNamaya Navaratnarajah氏。彼女の作品の中でも特にバズったケーキは、ほのおポケモンの「ヒトカゲ」をモチーフにしたもの。一枚、さらにもう一枚と燃えていくことで、キャラクターが進化していく過程を表現している。
そう、このケーキでいう「燃え尽きる」とは、ホールケーキを丸々燃やすのではなく、キャンドルに火を着けるのでもなく、ケーキの主役である画面に直接火をつけてしまうというもの。そうすることで表面の層が熱で溶け、その奥から新しい表情が顔を出すという設計になっている。
不思議な燃えるケーキ誕生の経緯をNamaya氏が『New York Post』にこう答えている。
「新しいコンセプトだったので、作り方を考えるのが一番難しかった。うまく作れるまでに、3回以上トライしたと思う。食べられる紙を何種類も試したり、レイヤリングのテクニックを試したり」
さて、バーンアウェイケーキの正体だが、ケーキ本体とフロスティングシート、そしてウエハースシートの3つで構成されているんだとか。印刷に使用されているのは、食用インクプリンターと食用インクカートリッジ。ちなみに、ウエハースペーパーはプレーンとバニラ味があるらしい。
チュートリアル動画を観たところ、材料さえ揃ってしまえば誰でも製作出来そうな様子。聞き馴染みのないシートなどの材料は、 「paper2eat」 のサイトから購入可能で、 バーン アウェイ ケーキに必要なものがすべて揃ったセットも販売されている。
誕生日やイベントの活気に、ケーキに火をつけてみては?