イチから「お米」を育てて食べる!「星野リゾート」のユニークプラン

「星野リゾート リゾナーレ那須」は、日本初のアグリツーリズモリゾートとして知られている。

2021年からは、「お米の学校」という種まきから稲刈り、羽釜で炊いて食べるまでのお米の一生を体験するユニークなプロジェクトを実施。この人気プロジェクトが、今年も実施されることに!

©星野リゾート

日本国内の田んぼ面積は、昭和40年の約312.3万haから令和4年で約235.2万haまで減少。国民一人当たりの米の消費量も、同期間で111.7kgから56.1kgへと半減してしまった。

こうした背景から、「お米の学校」は田んぼが広がる美しい日本の原風景や、そこに生息する生き物、自然環境の尊さを参加者へ伝え、未来に田んぼを残したいという考えから始まったそうだ。

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宿泊者は栃木県・那須町のお米農家「稲作本店(FARM1739)」の協力のもと、稲作を体験。

今年4月14日から10月27日までの期間で、全5回にわたって種まき、田植え、除草、稲刈り、脱穀、精米作業をおこない、最後は羽釜での炊飯と参加者の自宅への新米送付で完結という流れ。

種まきや田植え、稲刈りの工程をとおして季節ごとに移り変わる田んぼの風景を感じ、実際にそれを食べることで味わいや手間暇かけて作った食事のおいしさを感じる──。その体験は、あらゆることがネットで完結できてしまう現代において、とても貴重なものとなるはずだ。

参加料は各回1名3000円(税込)で、定員は各回20名となっている。

『お米の学校』

【開催日】
 第1回「種まき」:4月14日
 第2回「田植え」:4月28日~5月6日
 第3回「除草、生き物観察」:6月15、16日
 第4回「稲刈り」:9月28、29日、10月5、6日
 第5回「脱穀、炊飯」:10月19、20、26、27日
【料金】各回/1名 税込3000円(4歳以上対象)
【定員】各回20名
【対象】宿泊者
【含まれるもの】稲作体験、羽釜炊きごはんのおむすびづくり、オリジナル手ぬぐい、新米のお届け
【予約】公式サイトにて前日17:00までに要予約
【備考】悪天候時は中止、天災や気候によっては実施内容が変更する可能性あり

Reference: 農林水産省
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