「無印良品」、レトロとモダンを融合した滞在型宿泊施設オープン
「無印良品」を運営する株式会社良品計画が、瀬戸内海に浮かぶ香川県・豊島に中長期滞在型宿泊施設 「MUJI BASE TESHIMA」をオープンする。
「瀬戸内国際芸術祭」で使用された
築90年の古民家
地域に根ざした暮らしを体感してもらうことを目的に作られた同施設は、築90年の古民家を改装したもの。
もともとは2010年「瀬戸内国際芸術祭」で運営スタッフの寮としてリノベーションされていた。芸術祭が終わり、役目を終えた同施設を良品計画が引き継いだ形だ。
無印良品の世界観と
豊島の個性を融合
再活用にあたって、無印良品の世界観に合わせて内装を企画・デザイン。リビングとダイニングの間にあった水回りを撤去して部屋の行き来を簡単にし、リビングの一部の壁を取り除いてルーバーを設置。圧迫感のない開放的な寝室空間を演出した。
また、滞在中に使用できる器は豊島周辺の瀬戸内を中心に活動する現代作家の作品をセレクト。モダンなインテリアに日本のアーティスト作品、ヴィンテージ家具など、随所にこだわりが。
ポリプロピレンの収納ボックスやステンレスのユニットシェルフ、木製のキャビネットといった我々のよく知る無印良品とは一味違った家具屋家電に彩られた空間が広がっている。
コロナ禍もあり、近年人々のライフスタイルには大きな変化が見られている。リモートワークや複数の生活拠点を設ける人も増え、もはや人々のライフスタイルは一定の場所にとらわれない。
この「MUJI BASE TESHIMA」も、暮らしの可能性を広げ、都市から離れた場所で穏やかな日常と地域の魅力を発見する、新たな拠点になることを目指しているようだ。
『MUJI BASE TESHIMA』
【オープン】4月26日(金)
【住所】香川県小豆郡土庄町豊島家浦2358
【収容人数】最大4名
【料金】1泊1棟2名4万9000円~(※3人目以降は1人1泊につきプラス5000円、清掃費は別途1万5000円、予約は2泊以上のみ)
【公式サイト】https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/mujibase/teshima/