待望の「Apple Vision Pro」、日本上陸

衝撃のプロダクトが発表されてから、ざっとこ1年。

米国市場ではすでに今年2月から展開されているMRヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」が、ついに日本での販売を開始するらしい。

今月10日（現地時間）に「Apple」が開催したグローバルの開発者向けイベント「WWDC 2024」にて、新しい国と地域に向けた「Apple Vision Pro」ローンチ拡大が発表された。

日本、中国本土、香港、シンガポールでは2024年6月28日（金）から販売。翌月7月12日（金）からは、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イギリスで販売開始の予定となっている。

前者の国と地域では、すでに6月14日10時から予約注文の受付がスタート。日本での直販価格はストレージ容量最小の256GB版が59万9800円（税込）からとなり、512GB、1TBも選択ができる。

「Apple Vision Pro」は、革新的なオペレーティングシステムであるvisionOSを搭載し、直感的な空間ユーザーインターフェイスと、ユーザーが自分の目や手、声で操作できる魔法のような入力操作システムを備えてる。

そして今年の秋には、無料のソフトウェアアップデートvisionOS 2の提供も公開され、空間コンピューティングとの関わり方が広がるたくさんの機能追加が予定されている。

日本語対応はもちろんのこと、発売にあわせて日本のデベロッパによるvisionOSに対応したアプリやサービスのリリースも発表されており、より活用できる環境は日本でも揃っていく見通しだ。

今後展開されるアプリをはじめ、「Apple Vision Pro」が提供するエクスペリエンスについての詳細は、「Apple」のニュースルームからも確認できる。また、Apple Storeでのデモ体験もできるとのことで購入前にその装着感や3次元化された操作性、享受できるサービスのクオリティなど知っておくのもいいだろう。

“空間コンピューティングの真打ち”が提供するその価値とはいったいどんなものか、期待は広がるばかりだ。