チャレンジ精神がもっとも盛んなのは22歳。でも踏み出せない理由……トップは「お金」らしい
チャレンジせずに後悔するのなら、チャレンジしたうえで後悔した方がいい──こういう類の言葉はよく耳にするが、実際のところ、人々はどれくらい新しいことにチャレンジをしているのだろか?
「第一生命保険」の子会社が、全国の10~50代の男女合計1000名を対象に、「新たなチャレンジ」に対する意識調査を実施。そこから見えてきた、一つの答えが興味深い。
チャレンジはしたい
でも、お金も時間もない……
まずはチャレンジへの意欲はどれほどなのか。これには全回答者の62.0%が「意欲的である」という回答をしている。一方で、「チャレンジしたくても一歩を踏み出せない」という人が、それを上回る83.6%となっており、意欲はあるが、なかなかはじめの一歩が出ない状況が見受けられる。
その理由の大半を占めているのが、「資金不足(46.7%)」「時間の不足(42.5%)」「モチベーションの欠如(38.1%)」の3つ。逆に「チャレンジするためにあるとうれしいサポート」のトップは「金銭的支援」の44.5%と、まずは資金難をクリアしなければならないという“現実”が突きつけられている。
お金も時間もない──物価上昇と労働力の不足がダブルパンチになっている可能性もありそうだ。
アクションを起こすなら
20〜30代のうちがベスト?
では、今度は世代別の結果を見てみよう。
まず、「自分自身にチャレンジ精神があると感じるか」という問いでもっとも高い数値を示したのは、Z世代(15〜27歳)で50.6%。続いてミレニアル世代(28〜43歳)とX世代(44〜59歳)が同率の43.1%という結果となった。
チャレンジ精神がもっとも高まった(あるいは高まるであろう)年齢には、全体の56%が「22歳」と回答しており、逆に30代以降はそれが薄れていくという結果に。Z世代のチャレンジ精神が強いことは、この回答からも証明されているということになる。
ただ、「チャレンジと安定志向に対して、最も意欲が高かった(または高まるであろう)ピーク年齢」には、Z世代が「チャレンジ18歳、安定60歳」、ミレニアル世代が「チャレンジ22歳、安定60歳」と回答した一方で、X世代は自身の経験を踏まえて「チャレンジ30歳、安定40歳」と回答。Z世代とミレニアル世代とは異なる、ある意味では経験したからこそのリアルな年齢を回答する人が多かった。
X世代の意見を参考にするならば、30歳からの10年間が、人間の思考に大きな変化をもたらす期間になるということだ。
では、最後に質問。あなたは最近、どんなことにチャレンジした?