味の素の新常識は、かけるではなく「ミルで挽く」!

料理にすこし加えることで、旨味が増し奥行きが出る──。料理のアクセントに「味の素」を愛用する人も多いはずだ。

赤い「アジパンダ」のロゴでおなじみだが、この度、あえてアジパンダのロゴをパッケージからなくし、さらにミル型の挽くタイプとした新商品「GARI NO MOTO」が登場。

従来のものと味はまったく同じそうだが……あえてのイノベーションを起こしたのには、しっかりとしたワケがあった。

若年層への認知拡大
「挽く」という体験の提供

©味の素株式会社

現在、若年層をターゲットにした効果的なマーケティング活動により、「味の素」は特に20~30代の単身・夫婦世帯の新規ユーザーが拡大しているんだそう。近年では、パンダを黒くした「マジパンダ瓶」や今年の干支をデザインした「タツパンダ瓶」、さらには人気アニメとのコラボなど、話題に事欠かない。

その新商品として登場したのが、「GARI NO MOTO」。コショウや岩塩のように、あえて大きめに残した味の素の粒子をガリガリとミルで挽くという、“体験”を付加価値としたわけだ。

©味の素株式会社

調理の楽しさを感じさせるだけでなく、挽くことでよりきめ細かくなった粒子が食材とよくなじみ、より一層おいしくなるらしい。なんでも、おすすめは卵かけご飯だそうで、いつもの味の素よりもさらに一段おいしくいただけるんだとか。

体験による情緒的な欲求を満たすことを重要視する若い世代に、新生ミル型味の素がどハマりするというイメージはたしかに湧く。面倒でもあえてガリガリ……こういった“料理やってる感”も、案外重要だったりするわけだから。

話題性にワクワク感を加えたようなGARI NO MOTO。スーパーなんかで見つけたときはぜひ!

Top image: © 味の素株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。