【史上最高齢】ミス・ユニバース韓国大会に「81歳のファイナリスト」登場
年齢を重ねても、心の奥底で温め続けてきた夢に挑戦する勇気はあるだろうか。韓国で81歳の女性がミス・ユニバースに挑戦し、世界に感動を与えている。
白熱の舞台に立った81歳の挑戦者
2024年10月1日、韓国・ソウル。多くの観客が注目する「ミス・ユニバース韓国大会」の舞台に、81歳のチェ・スンファさんが登場した。『AP通信』によると、白いビーズがちりばめられたドレスを身にまとい、銀色の髪を輝かせながらランウェイを歩くチェさんの姿は、年齢を感じさせない美しさに満ち溢れていたという。
チェさんは元病院勤務の経歴を持ち、70代でモデル活動をスタートさせた。今回、31人の若い参加者たちと共にミス・ユニバース韓国大会のファイナリストに選出され、見事ベストドレッサー賞を受賞した。
社会の変化に合わせて
年齢制限が撤廃
チェさんが今回挑戦できた背景には、ミス・ユニバースの大会規定の変化がある。長年本大会には18歳から28歳という年齢制限が設けられていたが、多様性と現代社会の価値観を反映し、今年から年齢制限が撤廃。韓国大会では水着審査や学歴、身長、外国語に関する審査項目も廃止され、より多くの女性に門戸が開かれた。
史上最高齢のミスが
問いかけるもの
「この歳になっても、チャンスをつかみ、挑戦する勇気を持つことができました」。
大会前のインタビューでそう語ったチェさん。彼女の挑戦は、私たちに多くの問いを投げかけているようにも思える。美しさの定義とは何か。年齢を重ねることに、限界はあるのか。そして、夢を諦めない勇気を、私たちは持ち合わせているのか――。
年齢を重ねても、夢を追い続ける情熱があれば、人生の新たなステージを切り開くことができる。チェさんの姿に背中を押される人は、きっと少なくないだろう。
👀 GenZ's Eye 👀
「たしかに私の顔にしわも増えました。ただ、それは私が多くの愛を知ったということなのです」。かの大女優、オードリー・ヘップバーンが遺した言葉です。「若さ=全盛期」と思いがちだけど、年を重ねてからでないと出せない魅力もあるはず。年齢を重ねることは、決して退化や老いを意味するのではなく、進化することなのかもしれない――。絢爛なドレスにも負けない、チェさんの輝くような微笑みに、そんなことを思いました。