やはり2023年は「史上最暑」だった。しかもこれ、予測通りの結末で……

2023年、地球は観測史上最も暖かい年となるかもしれない。海水温も記録を更新、気候危機が現実のものとなった今、私たちに何ができるのか。

この記事の要約

・2023年は既に地球の平均気温が最高記録を更新し、観測史上最も暑い年になることがほぼ確実である。

・10月の海面温度も過去最高を記録し、熱波や自然災害のリスクが高まっている。

・実際には、こうした結果は予測されていたものだった。

終盤を迎える2023年。毎月欠かさず「例年よりも気温が高い」と耳にしていた気がしたのは、間違いではなかったようだ。

欧州連合のコペルニクス気候変動サービスによるデータによると、2023年が「記録史上最も温暖な年」となる可能性が高いことが示唆されている。

1月から10月の地球平均気温は、産業革命前と比べて1.43度上昇しており、研究者らが危険信号としていた1.5度の境界線に危うく迫っている。今年のこれまでの平均気温は、現在最暖年記録を持つ2016年と比べても0.1度高い。

今年の危険で致命的な熱波に続き、10月もこの傾向が続き、観測史上最も暑い10月となった。また、気温と海面温度の上昇により、地球上の重要な氷が溶け、海面上昇を引き起こしている。

この最新データは、気候危機の状況が厳しいものであることを示しているが、予期されていなかったわけではないのだ。

世界気象機関は今年、地球はこれから5年以内に少なくとも一度は史上最も暑い年を迎えると警告していた。そして、5年間で1.5度を超える可能性は66%であり、その期間全体がこの閾値を超える可能性も33%あるという数字も発表していたのだ。

つまり、悪い意味で予測の範疇にとどまった=環境問題への対策はさほど機能していないことを示しているとも言える。

科学者たちは、地球の平均気温が産業革命前と比べて1.5度上昇すると、既に増加傾向にある厳しい熱波が更に頻発し、降水と干ばつの被害が増えると警鐘を鳴らす。

我々は気候変動がもたらすリスクに直面したとしても、この喜べない「トロフィー」を再び獲得することのないように、持続可能な未来を築くための行動を取る必要がある。

※本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作しております。

参照元: CBS News
Top image: © iStock.com/serts
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