2021年下半期「Whole Foods」が予測する「ヴィーガントレンド」5つ
米食料品チェーン「ホールフーズ・マーケット」が先月、ヴィーガントレンドレポートを発表した。夏以降の市場動向を見据えたトレンド予測だが、意外にも植物由来食品部門としては、これが同社初となるレポート。
最新のアメリカの市場分析によれば、消費者のおよそ半数にあたる48%が「plant-based」と表示された商品を求めているといったデータもあるなか、勢いづく市場において伸びが予測されるのが以下の5品目。
・ナッツベースのチーズ
・代替シーフード
・BBQ関連の代替ミート
・子ども向けヴィーガン商品
・ヴィーガンディップ
なかでも、注目度の高い「代替シーフード」。マグロやホタテに代わる植物性食品が次なるトレンドとなると予測。たとえば、衣をつけて揚げると魚のような食感になるという「バナナの花」だったり、ホタテの代わりに「マッシュルーム」だったり。
植物性フード部門の担当者Parker Brodyは、こう強調する。
「長い自粛生活から解放されるこの夏、生粋のヴィーガンであれ、最近になって植物ベースの食事にシフトした人であれ、新しいことにチャレンジしようという機運が高まっていることは間違いありません。ピクニックやBBQでヴィーガンチーズやバナナの花のグリルを選ぶことになると思いますよ」。
新しい製法や原材料で革新を続ける植物由来食品。近い将来、アメリカで“ジャンク”を見つけることの方が難しくなったりして。
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