江戸時代から生きてるカメ。最高齢を更新。

南大西洋の島セントヘレナに住むカメの“ジョナサン”が、先日190歳の誕生日を迎え、世界最高齢のカメとしてギネスに認定。

これまで、1777年にトンガの王室に贈られたマダガスカルのホウシャガメが保持していた記録の188歳を更新し、確認できる限り存命中最高齢の陸生動物となったようだ。

ジョナサンは1882年にウィリアムグレイウィルソン卿への贈り物としてセントヘレナに到着し、彼の自宅でずっと放し飼いにされていた。ウィルソン卿は、後に同島の知事となったが、ジョナサンはこれまで31人の知事のかたわらで就任を見てきたようだ(笑)

© St Helena Government/YouTube

ほかにも、これまで39人の米国大統領の就任を見てきて、2つの世界大戦を経験し、人類が月に到達する時代を生きてきた。生まれた時には、日本がまだ江戸時代だったことを考えると、その長さが分かりやすいかもしれない。

ジョナサンは、現在目が見えなくなり、匂いの感覚も失っているというが、お気に入りの日光浴、睡眠、食事、交配などの娯楽を続けているとのこと。

ジョナサンの獣医であるジョー・ホリンズ氏は、「ジョナサンは永続性、忍耐力、そして生存の象徴であり、島の象徴的な存在となっている」と語っている。

ちなみに、まだまだ食欲性欲もあり、健康に大きな問題はないとのこと。島の象徴として、一日でも長く生きてもらいたいものだ。

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