老舗の挑戦:「榮太樓飴」まさかの“だし”とコラボ

甘味(かんみ)・苦味(にがみ)・酸味(さんみ)・塩味(えんみ)につづき、日本人が発見した5つ目の味覚である「うまみ」がつまった飴が、一年間限定で販売されている。

文政元年(1818年)創業の和菓子製造販売会社「榮太樓總本鋪」と、元禄12年(1699年)創業から300年つづく鰹節専門店「にんべん」という、どちらも永い歴史をもつコラボで開発された榮太樓飴「うまみ飴」がその正体。

「だしのうまみ」を飴で味わう

「にんべん」の本枯鰹節に椎茸と昆布を加えた素材の風味を大切に仕立てた「金色(こんじき)の鰹だし」を使い、くせの無い白ざら糖をキャラメリゼした有平糖の香ばしさとマッチさせて、だしのうまみと香りの広がる琥珀色の飴に仕上げたのが榮太樓飴「うまみ飴」。

©株式会社榮太樓總本鋪

最後までだしの風味を味わえるよう、だしと飴のバランスにこだわり、香ばしい甘さと鰹だしの濃厚なうまみが止まらない味わいになっている。

懐かしさと新しさが共存する
進化する「うまみ」体験

榮太樓總本鋪といえば、梅ぼ志飴、黒飴、抹茶飴、紅茶飴など、様々な味の飴を長年作り続けてきた。近年では、国産果実を使った無香料・無着色の「果汁飴」シリーズも人気を集めている。一方のにんべんも、鰹節を粉末状にした「つゆの素」や、だしパックなど、家庭で手軽にだしのうまみを味わえる商品を開発し、ヒット商品を生み出してきた。

今回のコラボ商品は、長年愛されてきた定番商品のイメージを覆す、斬新な組み合わせだ。しかし、両社の歩みを振り返ると、伝統を守りながら、時代の変化に合わせて進化し続けるという共通点が見えてくる。

着色料や香料を使用していない、素材本来の味わいと色味をもつ飴は、江戸の頃からつづく2大老舗の結晶とも言えそうだ。来年のいま頃には終わってしまうこの機会を逃さず、その味を試してみてはいかがだろう。

©株式会社榮太樓總本鋪

『榮太樓飴「うまみ飴」』
【価格】袋入540円、小袋入346円、透かし箱540円、ポケット缶432円 ※すべて税込価格
【取扱店舗】
榮太樓總本鋪本店、榮太樓總本鋪オンラインストア、全国の百貨店、スーパーなど
【榮太樓總本鋪WEBサイト】https://www.eitaro.com/
【榮太樓總本鋪オンラインストア】https://www.eitarosouhonpo.co.jp/
【榮太樓總本鋪Instagram】https://www.instagram.com/eitaro_sohonpo/

Top image: © 株式会社榮太樓總本鋪
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