五感で味わうシンガポール。西武鉄道が織りなす、体験型フードトリップに出発!
「せっかく旅行に行くなら、非日常の体験をしたい」そう思う人は少なくないだろう。記憶に残る旅にしたいなら、なにかプラスアルファの刺激が欲しい。
たとえば、電車に揺られながら絶景を楽しむ「観光列車」と、まだ見ぬ国の味覚との出会い。この二つを組み合わせたら、きっと忘れられない旅行になるはず……!
「予想外」のシンガポール体験
西武鉄道とコラボ
来年1月、そんな夢のような体験を実現する企画が始動する。舞台は「西武鉄道」株式会社が2016年4月に運行を開始したレストラン車両「52席の至福」。建築家の隈研吾氏がデザインを手がけ、秩父の四季折々の風景を映し出す大きな窓、沿線の伝統工芸品や地産木材を活かした温かみのある内装が魅力だ。
なんと、ここでは期間限定で気鋭のシェフ・野田達也氏監修による、独創的なシンガポール料理のコースメニューが楽しめる。
これは、シンガポール政府観光局と「西武鉄道」による共同企画「Made in Singapore - 予想外の体験。シンガポール」。食を通してシンガポールの魅力を伝えることが目的だという。
シンガポールの食文化と連動!
今回の企画でメニュー監修を務める野田氏は、事前にシンガポールを訪問。活気あふれる屋台から洗練されたファインダイニングまで、実際に自身の足で探索し、その体験を元にメニューを考案したという。
秩父の新鮮な食材とシンガポールの伝統的な味わいを融合させた、ここでしか味わえない特別なコース料理。それは、まさに野田氏がシンガポールで受けたインスピレーションを表現した「ひとつの物語」とも言えるだろう。
「体験」を彩る、五感で楽しむ仕掛け
旅の感動をより特別なものにするために、五感全体へアプローチする試みは、近年多くの観光分野で注目されている。今回のプロジェクトでは、シンガポール在住の日本人YouTuber「Ghib Ojisan」とのコラボレーションが実現。野田氏が現地の食文化に体当たりで触れる様子は、「Ghib Ojisan」のYouTubeチャンネルで公開中だ。
さらに、シンガポールを代表するデザインブランド「Supermama」とのコラボレーションも実現。
同国で最高のデザイン賞である「President's Design Award」を受賞した、ブランド初の青と白の磁器コレクション「Singapore Icons」がデザインされたナプキンや、「ミラノ・デザイン・ウィーク2022」でも披露された、シンガポールの障がいを持つアーティストたちとの共同制作によるバティック柄のコースター「Breathing Batik」など、テーブルウェアにもこだわりが光る。
「百聞は一見に如かず」と言うように、実際に体験することでしか得られない感動がある。それは、旅先で出会う風景や文化、そして人との出会いから生まれる、かけがえのないものだ。
今回のプロジェクトは単なる「食」体験を超え、五感を刺激する「シンガポール」そのものを表現していると言えるだろう。
『Made in Singapore - 予想外の体験。シンガポール』
【公式サイト】https://www.seiburailway.jp/railways/seibu52-shifuku/