アイスと謎解きが融合?犯罪事件をモチーフにした味のアイス『Break Free Case』
アメリカの直販ブランド「Cold Case Ice Cream」が発売した『Break Free Case』は、“未解決事件”をモチーフにしたミステリーゲームと6種類のアイスを組み合わせた限定セット。
甘さの中にスリルを感じるアイスクリーム。エンタメとスイーツを同時に楽しむという、これまでにない発想で注目を集めている。
「犯罪事件」をテーマにした風味とゲーム性
この商品は、証拠保管箱を模したクーラーボックスに、特製スプーン、ミステリーゲーム、そして6種のアイスクリームが詰め込まれている。セットにはそれぞれのフレーバーの“事件報告書”が同封され、味わいの背景をストーリー仕立てで伝える構成となっている。
例えば「Stone Cone Killer」はスイートクリームにブラウニーとワッフルコーンの破片、さらに濃厚なファッジが層を作る。
「Illegal Fireworks」では綿菓子風味のベースに“Pop Rocks”(口内で弾ける飴)とマシュマロの渦巻きが加わり、爆発的な食感が特徴だ。
「Cookie Mobster」は青みがかったクリームの中に、Oreoやチョコチップクッキー、さらにはカラフルなサーカスアニマルクッキーを隠している。
高品質な素材と独自のブランド戦略
Cold Case Ice Creamの製品は、遊び心のある見た目とは裏腹に素材選びに妥協がない。ミルクはアイダホ州やユタ州のグラスフェッド乳牛から採れたもの。加えて、イタリア産のマスカルポーネやオーガニックなブラウンシュガーなど、国際色豊かな素材を採用している。
ブランド名に含まれる“Cold Case”は「未解決事件」の意。
欧米では、謎解きと食の融合体験が一部の若年層を中心に人気を集めており、本商品はその文脈の中で生まれた。ストーリー性を持たせることで、食べる行為自体に新しい価値を加えようとしているのが特徴だ。
このセットは、家族や友人と集まる場でのエンタメ要素としても機能する。添付のゲームは子どもも参加可能な仕様で、全員で一つの事件を“食べながら捜査”できる構成になっている。
商品ページでも「食べるたびに謎が深まる」といった表現でその体験価値を強調している。
『Break Free Case』は、アイスクリームに物語性と参加型エンターテインメントを融合させたユニークな商品。ストーリーを食べ、甘さに推理を添えるこのスタイルが、日本市場でも新しいスイーツの潮流を生むかもしれない。