アメリカで「大麻成分入り炭酸ドリンク」が発売。Not BeerよりTHCとCBDを含む新ライン

炭酸水ブランドNot Beerが、大麻由来の成分を含む新製品ライン『Not Beer Vibed』を発売した。

この製品はフルーツ果汁を使用し、THCとCBDを配合したフレーバー炭酸水だという。

THCとCBDを含むフルーツ風味の炭酸ドリンク

『Not Beer Vibed』は、本物のフルーツ果汁を使用した、大麻由来成分入りの炭酸ドリンク。「Rosy Raspberry」「Ruby Grapefruit」「Golden Pineapple」の3種類のフレーバーが用意されている。

各製品には、THC(テトラヒドロカンナビノール)10mgとCBD(カンナビジオール)10mgが含まれているとのこと。

海外の一部地域では、THCは気分を高揚させ、CBDはリラックス効果をもたらす成分としてウェルネスの文脈で利用されている。

また、高度なナノエマルション技術により、成分の体内への吸収を早め、効果の即効性を高めているようだ。

砂糖不使用かつ低カロリーである点も特徴の一つで、二日酔いなどの悪影響を避けたい消費者向けのアルコール代替品として位置づけられている。

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機能性飲料市場における新たな動き

『Trendhunter』の記事では、この製品が飲料市場のいくつかのトレンドを反映していると分析されている。

まず、ナノエマルション技術の応用が挙げられる。これにより、機能性飲料における効果発現の速さが、今後の製品における新たな基準となる可能性があるという。

また、健康志向の消費者が増える中で、砂糖やカロリーを抑えつつ、心身への効果をうたう飲料への需要が高まっているとの見方も示された。

機能性と風味を両立させた炭酸ドリンクは、総合的な健康を重視する消費者のニーズに応えるものかもしれない。

アルコール代替品としての可能性

この製品の登場は、海外の大麻関連製品市場と飲料業界の双方に変化をもたらす可能性があると報じられている。

心身へのプラスの効果が期待される一方で、アルコールのようなマイナスの副作用がない飲料を求める消費者が増えていることが、その背景にあるようだ。

Not Beer Vibedのような製品は、より健康的なライフスタイルを求める人々にとって、アルコール代替品市場における新たな選択肢となりうるとのこと。

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