チーズに含まれている「麻薬」のような成分とは

ハンバーガーを頼む時はぜったいダブルチーズ。できればフライドポテトにものせたい。というか、とにかくなんでもいいからチーズが食べたい!と言うあなた。それは中毒症状を引き起こしてる証拠。

…とは言い過ぎかもしれませんが、そう言ってもおかしくないような成分が含まれているようです。なんと、あの麻薬成分に似た効果があるのだとか。

チーズには
「モルヒネ」に似た成分が!?

Closeup on young woman eating camembert

Thrillistは、チーズに含まれている"カゼイン"というタンパク質について紹介しています。

チーズが消化される時、"カゼイン"を構成しているアミノ酸の連鎖が分解されていきます。が、全てがバラバラになるわけではありません。短くなって残ったアミノ酸の連なりは、やがてモルヒネに似た効果を生む"カソモルフィン"というペプチドに変化します。

この"カソモルフィン"は、脳のアヘン剤受容体に付着するため、モルヒネやヘロインと同じく幻覚を引き起こす原因にもなり"ハイ"になるのだとか。とはいえ、乳製品からカゼインだけを抽出したプロテインなどが一般的に販売されているため、危険なものではありません。

消化吸収が遅い特性がありタンパク質を長時間補給できるとあって、アスリートも御用達。パスタにチーズだけかけて食べる!なんて話もどこかで聞いたことがありますよね。

「美味しい」というより
「ムラムラする!」に近い?

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NCBIも脂質と塩分を兼ね揃えたチーズは脳にとってはご馳走だと説明しています。食べている時の感情は「めっちゃ美味しい!」というより「もうムラムラしてたまらん!」に近いのだそう。
脳にとってはこれ以上なくセクシーな食べ物と言えるのかもしれませんね。とはいえ、どんなものにしても食べ過ぎはやっぱり体に毒。たまにつまむぐらいが一番美味しくいただく秘訣なのではないでしょうか。すでに依存症だというあなたも、ほどほどにしておきましょう!

Reference by Thrillist,NCBI

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。