靴を買い替えずに、足元を着せ替える。28色から選べる着脱式「靴飾り」

華やかなデザインに惹かれて買った靴が足に合わず、痛みに耐えかねて靴箱に眠ったままになることがあります。

愛知県名古屋市の株式会社靴飾りは、手持ちの歩きやすい靴に後から装着できる装飾具を発表しました。履き心地と装飾を両立させる試みです。

痛みを我慢する足元から
履き慣れた靴を彩る発想へ

同社によると、開発のきっかけは2023年の春、母体組織の飲食店に飾られていた靴を見た客から「可愛いけれど私は履けない」と相談されたことでした。

社員が工房に弟子入りしてオーダーメイド靴を製作したものの、時間や価格の面から広く届ける難しさに直面します。

そこで同社は「足に合う靴を作る」ことから「履きやすい靴を飾る」ことへと舵を切りました。理学療法士も加わり、約2年半の開発期間を経て完成させています。

1mm以下の金属板が生む
靴を傷めない固定構造

黒い手袋をした職人が靴の内側にジュエリー金具をテープで差し込んで取り付けている様子
© 株式会社靴飾り
靴の内側の縁にジュエリー金具が引っ掛けられるように固定されている様子
© 株式会社靴飾り

従来のシューズクリップは外側から靴を挟むため、生地を傷めたり外れやすかったりする課題がありました。本製品は靴と足の隙間に収まる独自構造を採用しています。

特許庁の意匠登録を取得した金具は、厚さ1mm以下の変形しやすい金属板です。靴の内側にテープで差し込むため、穴を開けたり接着剤を使ったりしません。

取り付けにかかる時間は約5秒です。

社内試験では走っても外れない保持力を確かめたといいます。

© 株式会社 靴飾り / YouTube
© 株式会社 靴飾り / YouTube

顧客473人が出資で支えた、
諦めをなくすものづくり

赤・紫・緑・青など全28色のリボンや紐素材をサイズ別に並べたサンプルボード
© 株式会社靴飾り

この取り組みは、同じ悩みを抱える生活者の共感を集めています。2026年3月の会社設立時には、母体事業の顧客473名が資本金の一部を出資しました。

2026年9月26日からは、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで先行販売が始まっています。装飾素材はサテンや水引などがあり、最大28色から選べます。

足の形や職場の規定で履く靴が限られていても、気分に合わせて姿を変えられます。靴を新調するのではなく、すでにある心地よさを活かす選択肢ではないでしょうか。

靴飾り

【販売場所】CAMPFIRE プロジェクトページ
【先行販売期間】2026年9月26日より
【発送予定】2027年3月末より順次発送
【価格】リターン925円から、本体3,925円から
【サイズ(幅)】36mm、24mm、18mm、15mm
【カラー展開】赤、濃赤、焦茶、茶、橙、白茶、金、黄、薄緑、黄緑、緑、深緑、青緑、水色、青、深青、青紫、深紫、紫、薄紫、赤紫、濃桃、桃、薄桃、白、銀、灰、黒(全28色)
【公式サイト】株式会社靴飾り 公式Webサイト

Top image: © 株式会社靴飾り
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