「みんなの笑顔が見たいから」毎週、日曜日にホームレスの髪を切る美容師
みんなの笑顔をみたいから・・・。僕は髪を切り続ける。
ホームレスにヘアカットする美容師
マーク・ブストスさんはニューヨークで理容師をしている。仕事が休みの日曜日に、毎週街にでてヘアカットを行っているのだ。それも、ホームレスの人びとに、だ。 彼の手にかかれば、その数十分後には新しい自分に出会うことができる。こちらの写真の男性も大変身を遂げた。
みんなの笑顔をみたい!その理由とは?
2012年5月より始めたこの取り組み。客は街にさまようホームレスたちだ。彼の仕事に対するモチベーションはどこから生まれているのだろう? そのきっかけは、ブストスさんがフィリピンへ訪れた時にある。滞在中、彼は現地の理髪師にお金を払い、専用の椅子を借りた。そして貧しい子供たちにヘアカットを施したのだった。 この経験はブストスさんにとって、言葉にしようの無いほど、かけがえのないものになった。人を元気にしようと始めたのに、誰よりも自分がパワーをもらっていることに気づいた。
「もらったエネルギーを、今度はニューヨークの人々に返していきたい」
笑顔を届けるために
客であるホームレスは皆、髪を切ってもらう以上のことを要求しない。そのワケはブスタスさんが彼らにかけるこの言葉に現れている。
「あなたの今日をより素敵な日にする為に、僕ができることをしたい」
今週もニューヨークの街で、ホームレスの方に笑顔を届けるために・・・。
Reference : markbustos on instagram