料理にもボディケアにも大注目!「グレープシードオイル」って?

近頃、注目されているグレープシードオイル。ワインの製造過程において、ブドウの搾りかすの種子からできるこの食用オイルの、いったいどんなところが優れているのでしょうか。

身体にいいことづくしな
ワインの副産物

まずこのオイルの特徴から。「 SeedGuide Info」によると、注目される理由は下記のとおり。

①コレステロール0%の食用油である
②酸化防止剤などが一切含まれていない
③ビタミンEの含有量がオリーブ油の約2倍
④コレステロールの酸化を抑え血液サラサラ効果が期待されている

グレープシードオイルにはオリーブ油、キャノーラ油、ナッツ類にも含まれる「オレイン酸」と呼ばれる物質が豊富なことが特徴。とても酸化しにくい性質で、加熱しても成分が大きく変わることはありません。

さらに、血行を促し老化を防ぐ効果が期待されている「ビタミンE」の含有率も豊富。健康面で注目されているオリーブ油と比較しても、その差は約2倍だそう。

そのうえ、抗酸化作用が強いとされるポリフェノールも豊富に含まれています。逆に、動脈硬化を招く恐れがある悪玉(LDL)コレステロールが含まれていないというところも、このオイルの特筆すべき利点と言えるでしょう。

グレープシードオイルを摂取することで、美容の敵である肌の老化予防が期待できる。という情報が話題を呼び、感度の高い女性たちから熱烈に支持されるようになったワケです。 

と、ここまではグレープシードオイルの魅力ばかりを挙げてきましたが、ネガティブな一面も知っておいてもらいたいと思います。

このオイルに含まれる不飽和脂肪酸のひとつ「リノール酸」は、過度に摂りすぎると喘息やアレルギーの悪化を促進するという報告もあります。何ごともほどほどがイチバン。

それでは、上手に食事に取り入れて、美容や健康に役立てるアイデアを紹介しましょう。

オリーブ油よりもこちら
~お料理編~

では、実際にグレープシードオイルを毎日の生活に取り入れるには。一番簡単なのは、普段のお料理に使っている油をグレープシードオイルに替えること。

オリーブ油と比べてこちらは、さらさらとした食感が持ち味です。強い匂いや風味もなくまろやかで、とにかくクセがないのが特徴。ドレッシングにも炒め物にも、バラエティある料理で活用できるはず。

01.
魚介のマリネ
グレープシードオイル仕立て

タコやイカ、スモークサーモン等お好みの魚介の上にスライスした玉ねぎを乗せる。その上から、ビネガー+グレープシードオイルを回しかけて、塩とコショウで味付け。

02.
ローズマリー風味のポークソテー

フライパンにグレープシードオイルとローズマリーを一枝加えて熱する。塩・コショウした豚ロース肉を裏表こんがり焼いて出来上がり。

03.
マッシュルームのアヒージョ

カラリと揚げた小あじを、グレープシードオイルと酢、砂糖、しょうゆ、塩で味付けした液に浸す。熱いうちに入れて冷ますのがコツ。

エッセンシャルオイルとして
~マッサージ編~

このほか、美容オイルとしてもお勧めです。顔や全身のマッサージオイルとしても優秀。美容に良いとされる栄養がたっぷり含まれているので、髪やまつげに少量塗ることで、パサつきを抑え、つやを増します。

もちろんそのままでも使用できますが、お気に入りのエッセンシャルオイルとブレンドしてお好みのマッサージオイルを作ってみては。以下に、グレープシードオイルを媒体(キャリアオイル)にした、オススメの精油のご紹介。

01.
ニキビのお手入れにも
ティーツリーオイル

鎮静作用や抗菌作用が期待できるティーツリー。オーストラリアではにきび治療にもこのオイルが使われているそう。ひのきに似たウッディーな香りが楽しめます。

02.
自律神経のバランス調整
ゼラニウムオイル

イライラしたり落ち込んだ気分に効果を発揮すると考えられているのが、ゼラニウムの香り。自律神経のバランスを整え、ストレスも和らぐとか。

03.
気分高揚リフレッシュ
ベルガモットオイル

リラックスと気分高揚を同時にもたらしてくれるベルガモット。優しくデリケートなシトラス系の香りが誰からも愛されています。


 グレープシードオイルを取り扱うスーパーも徐々に増えてきました。活用の幅の広いブドウの恵みを生活に取り入れてみませんか。

Reference:SeedGuide Info
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。