本気で信頼されるリーダー「7つの秘訣」。口癖は・・・

「行動力」とは、前進する姿ばかりを指すのではありません。時に立ち止まり、自分を見つめ直すことこそが「行動力」なのです。それを踏まえて、部下から信頼されるリーダーになるための7つの秘訣を紹介していきましょう。

01.
些細なことでも、
リーダー自ら率先して動く

90年代に大ブームとなった「プリクラ」。その機械のメーカーであった「アトラス」という会社で社長をしていた頃の話です。就任当初、プリクラブームはとっくに去っており、社内のモラルがとても低くなっていました。会社の1階の入り口の横には段ボールや空き缶が置いてあるなど、会社の顔としてあるまじき状況。指摘するたびに掃除はされるのですが、時間が経つとまたすぐ元の状態に戻ってしまいます。
そこで自らバケツとぞうきんをもって掃除をしたところ、それ以来ぴたっと受付が汚れなくなりました。社員はリーダー自身の行いをしっかり見ているのです。

小さなところにこそ、目を光らせる。加えて、問題があれば自ら動く。そんな姿勢が部下からの信頼を生んでいくのです。

02.
スピード感のある
行動を心がける

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時間と効率を意識するのは、基本中の基本です。
日産自動車時代、ストップウォッチを片手に製造現場の作業を分析し、作業効率化の検討を重ね「改善活動」をしていました。これは日本の製造業の基本でもあります。そして、どの仕事にも共通することです。
例えば、エレベーターに乗る。「閉まるボタン」を押してから「行き先階ボタン」を押す方が効率的です。違いはコンマ数秒ですが、この積み重ねがやがて何時間、何日になります。

経営者は行動にスピード感があると言われます。スピード感のある人が経営者になっていると言ってもいいかもしれません。彼らはなんでも効率的に、すぐにやってしまうクセがついているのです。皆さんも、やれることからどんどん片付けるクセをつけましょう。

03.
戦略を練る時間は
まとめて取る

忙しい中でも時間を捻出するためのヒントをお伝えしましょう。まず、自分がなぜ忙しいのかを知ることです。実は多くの人が、何にどれだけ時間を取られているのか認識していなかったりします。メールの返信に毎日2時間もかかってしまう、と言っていたあるベンチャー企業の社長さんにこの提案をしてみたところ、実際は6時間もかかっていたことがわかりました。これでは他の仕事が進むはずがありません。深く反省されて改善されたことは言うまでもありません。

実績管理ができるようになってきたら、定期的に3時間程のまとまった時間を取るようにします。将来のことや戦略的なことについてじっくり思いを巡らせるには、このくらいの長さの時間が必要です。この時間を取ることで、やるべきことが明確になり、忙しい中でも時間に追われなくなります。

04.
午前0時には寝る!

リーダーは自己管理を徹底しなければなりません。会社に勤めていれば自然と起きる時間は決まりますから、何時に寝るかが重要になってきます。ちなみに、私は毎日午前0時には寝ているようにしています。0時以前に寝るかどうかで次の日の体調が大きく違っているのです。
また、意識して体を動かすことも大切。基本的にリーダーは四六時中仕事のことを考えています。これではどうしても脳が休まりませんし、いずれオーバーヒートしてしまうのは目に見えています。経営者にスポーツが好きな人が多いのは、体を動かしている間は仕事のことを考えないで済むからだと思います。

脳を休めることで凝り固まった思考がリセットされる。思いもしないようなアイデアに巡り会うためにはとても重要な習慣です。

05.
「何か困ったことない?」を
口癖にしてしまう

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「何か、困ったことはない?」
リーダーに必要な言葉はこれに集約されていると思っています。部下からはなかなか困ったことを言いにくい。でもリーダーからのこの言葉があれば相談しやすくなります。
しかも、これはリーダーにしかできないこと。困ったことを助けてあげるには、ある程度の権限が必要だからです。

もしかしたら、大きな問題が出てくるかもしれません。自分の権限を越えた要求をされるかもしれません。でもそこから逃げていては部下の信頼や評価を得ることはできないのです。一緒にその問題に取り組む姿勢を示すことが大切です。

06.
メールはタイトルだけ!?
独自ルールを設ける

人間は、忘れやすい生き物です。口頭で聞いたことは特に、です。だから私は、重要な報告や連絡はメールで送ってもらうようにしています。ただ、それではメールの量が膨大になってしまう。この労力を小さくするためにメールのルールを決めています。
コンサルティング会社時代に感心したのが、「タイトルだけメール」です。件名に「*」がついていれば、それは本文がないというメッセージ。会議時間の変更といった事務的内容は、これで十分。

部下の行動をすばやく把握するための独自ルールを編み出してみてはいかがでしょうか。

07.
絶対に用意しておくべき
不機嫌への対処法

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誰にでも、機嫌が悪いときは必ずあります。イライラしたり、やる気が出ないときもあるでしょう。そんなとき私は、意識して席を外すようにしていました。
何か目的がある訳ではありません。ただ、社内を歩き回ってみたり、新鮮な空気を吸ったりするのです。少しくらい時間を使っても、部下に冷たく当たってしまうよりよほどいいと思います。
自分の不機嫌の理由を探ったり、対処法を持ったりすることも大切。私の場合、イライラの原因の多くは時間をムダに使うこと。ですから、いつも本を持ち歩いて、待ち時間に読むようにしています。仕事に集中したいときは、コーヒーを片手にガムを噛むことを儀式にしています。

それでもイライラが募って、つい大声を出してしまったときは、素直に謝ること。その潔さを部下は必ず評価してくれます。それが、「ついていきたい」と思われるリーダーと思ってくれることにつながるでしょう。

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
コンテンツ提供元:サンマーク出版

岩田 松雄/Matsuo Iwata

株式会社リーダーシップコンサルティング代表。ジェミニ・コンサルティング・ジャパン、日本コカ・コーラ株式会社、株式会社アトラス代表取締役社長、株式会社タカラ常務取締役、株式会社イオンフォレスト代表取締役社長などを経てスターバックス コーヒー ジャパンのCEOとして「100年後も光り輝くブランド」を掲げ、業績を右肩上がりに成長させる。現職では次世代のリーダー育成に力を注いでいる。

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