「観光地でゾウには乗らないで」。彼らの傷に、あなたは気づいていましたか?(動画あり)

時折、卓越した動物たちのパフォーマンスに一喜一憂することがある。しかし、ここで紹介する動画を見ると、それが厳しいトレーニングによってもたらされた結果だという現実を思い知らされる。

観光地でゾウに乗るとき、彼らの体や行動に刻まれた「傷痕」に気がつく人はどれだけいるのだろうか。

※閲覧注意:動画には暴力的なシーンや血が流れる場面が含まれています。

ゾウの体に残った
訓練の傷痕

動画の字幕説明によれば、1900年頃のタイには30万頭の野生のゾウがいたそうだ。また、10万頭のゾウが飼育されていた。

2012年時点で、タイにいるゾウは2,000頭ほどに減少。飼育されているゾウは4,000頭いるが、そのほとんどは観光客のために飼われているそう。たとえば、以下の画像のように人を乗せたり、絵を描かせるようなサービスのためだ。

スクリーンショット 2015-09-19 15.03.39

スクリーンショット 2015-09-19 15.03.51

しかし、彼らはもともと自然にいた。罠にかけられて捕獲されたのち、痛々しいトレーニングを受けたからこそ、人間の指示通りにさまざまなパフォーマンスができるようになった。
彼らの体に刻まれた傷跡に見覚えはあるだろうか。

01.
脇腹に残った
ナイフに刺し傷

スクリーンショット 2015-09-19 15.04.18

02.
鼻筋に見える
白くなった突傷

スクリーンショット 2015-09-19 15.04.33

03.
かぎ付きの棒で
叩かれた跡

スクリーンショット 2015-09-19 15.04.47

05.
ストレス性の精神疾患
による挙動不審

また、国際的には禁止されている象牙の売買も、タイ国内では合法なのだとか。

その他にも同国やビルマなどでは、伐採作業のために違法労働をさせられているゾウも多数いるという。

スクリーンショット 2015-09-19 15.22.36

スクリーンショット 2015-09-19 15.22.11  スクリーンショット 2015-09-19 15.22.47

スクリーンショット 2015-09-19 15.23.34

動画は2012年に公開されたものだ。The New York Timesによれば、2013年2月27日に開催されたワシントン条約(CITES)の会議のスピーチで、タイのインラック・シナワット首相が象牙の国内取引の停止を宣言。

その後、2015年1月22日には象牙法が制定。Newsclip.beは、登録のない象牙販売者には禁固刑や罰金刑が科せられると報じた。しかし、観光客のために、また、象牙の販売のために捕獲されるゾウはまだまだたくさんいる。
この動画が未だにインターネット上でシェアされ続けている理由は、その事実を世界中の人に知ってほしいという意思の表れなのかもしれない。

Reference:The New York Times,Newsclip.be
Licensed material used with permission by Wildlife Friends Foundation Thailand

2015年8月、ケニアのサバンナで密猟によって毒矢を打たれた、雄のゾウと2頭の雌ゾウが、人間に助けを求めてやってきたと「The Mind Unleashe...
いま、ガン治療の特効薬になる可能性を秘め、世界が注目している遺伝子がある。この遺伝子を最も多く持つのがゾウ。人間も含む動物のなかでも、「ゾウだけはほとんど...
子守唄は赤ちゃんだけのためではないかも?タイの動物保護施設「Save Elephant Foundation」にいるFaamaiは、飼育スタッフのLekさ...
クンクン嗅いでるところ、彼には絶対見られたくないけど。
街でも宿泊先でも、フリーのWi-Fiを利用すればいいだけの話かもしれない、けれど、それがいつでもどこでも快適に、ネット環境にアクセスできるとは限りません。...
今日、絶滅の危機にある動物を紹介するキャンペーンとして、国際動物福祉基金(IFAW)が制作したビジュアルイメージが、世界で高い評価を得ている。過度な森林伐...
「動物とのふれあい」のあり方につて旅行業界も見直すべき。こんな決断が「トリップアドバイザー」からもたらされました。内容は、野生動物たちに悪影響を及ぼすよう...
8月12日は、世界象の日。絶滅の危機にある現状と、保護を訴える目的で2012年に制定された。Elephant Voicesのチームも「いま危機的状況にある...
南アフリカ・ケープタウンを拠点に活動するグラフィックアーティスト「Falko」は、同国のアートシーンを牽引してきた存在らしい。ここで紹介するのは、そんな彼...
ここ長年、道で車にひかれてしまった動物などを食べてきたと言う78歳のArthur Boytさん。たしかにお肉になるために動物が殺されているわけだから、事故...
お土産としてもおなじみ「油みそ」は、ウチナーンチュの常備菜として愛される家庭の味。これを自宅でかんたんに再現したレシピをどうぞ。
アフリカ・ケニアの自然保護区に、「Googleストリートビュー」が新たに加わりました。ただ、赤土の道をガイドしている訳ではありません。今回のプロジェクト、...
その手法に賛否両論あるものの、毎回過激なメッセージングで動物愛護への問題提起を投げかけるPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)。今回も、ロンドンを舞...
ライオン、ゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイ。アフリカのサバンナに生息するこれらの野生動物は、通称「BIG5(ビッグファイブ)」と呼ばれ、狩猟が厳しく禁止さ...
2018年に発売予定のビデオゲーム「Paperbark」は、夏のオーストラリアが舞台。ウォンバットと一緒に、途中で発生する問題などを解決しながら、オースト...
ジャカルタ在住のアーティストAditya Aryantoによるこれらの作品。画像加工ソフトを使って、あろうことか動物たちをまん丸の球体に。なんでも、「どう...
街中に突如現れた巨大な動物のアート。独特の質感とインパクトで、見る人の心を掴みます。よくよく見てみると、このダイナミックな動物たち、何かを集めて作られてい...
花一輪をプレゼント……はキザでも、ワイン1本ならプレゼントできちゃうかも。
そんな簡単な贈り物にするのだっていい、エチケットの花一輪が可憐で愛らしいアルゼ...
ネズミのための遊園地、ハムスターのための一軒家、と動物のための施設を今までも紹介してきたけれど、今回はひとあじ違う。4月の3日間限定ではあるが、世界初「ネ...
街中の工事現場などで見かける、通行人や一般車両の侵入を防ぐガード。数年前から、ゾウやサルなど、動物型のものを見かけることが増えていませんか?工事現場と「カ...
丹後鉄道が運行する観光列車「丹後くろまつ号」「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」は、丹後の風土を感じることのできる車両、丹後の歴史や特産を目と舌で味わえる...
エッフェル塔や自由の女神、マチュピチュなどの世界的に有名な観光地は、よくInstagramに投稿されています。だけど、「それって同じものばかりじゃない?」...
お金持ちの家で壁に飾られている動物の「剥製」。実際には見たことなくても、映画やドラマの中で象徴的に映し出されているシーンはイメージできるのではないでしょう...
青い鳥でお馴染みのTwitterのロゴは、13個の円を組み合わせた「曲線だけ」で描かれている──。そんな話を聞いたことがあるかもしれません。カナダ出身の女...