栄養士が教える、あなたが痩せない「本当の理由4つ」
食べていないのに
太る理由は?
よく「食べていないのに太る」という話を聞きますが、まずは「摂取エネルギーが少ないのに何故太ってしまうのか?」について、考えてみましょう。
食べていないのに痩せない(太る)理由は、大きく以下4つが考えられます。
痩せない理由①
筋肉量が少ない
,
まず一つに、筋肉量が少ないことが挙げられます。
普通の人に比べて冷え性が酷い、少しの運動では汗をかかないといった人は筋肉量が少なく、基礎代謝が落ちていると考えられます。
代謝が悪いとエネルギー消費も落ちてくるので、食事を減らしてもなかなか食べたものがエネルギーになってくれず、脂肪となり蓄えてしまいます。
痩せない理由②
1回の食事量が多い
,
次に、1回の食事が多いことです。
1回の食事量が増えてしまうと、食事回数を減らした意味がありません。反対に、空腹で食べてしまうので栄養の吸収力が高まり、太りやすくなってしまいます。
最近では朝食を抜いて1日2食という人が多いそうですが、朝食を抜くとエネルギーが足りず、その分を昼・夜、間食で摂取してしまうことがあります。食事は抜くのではなく、「1日3食にして1回の食事量を減らす」方が、ダイエットには効果的といわれています。
痩せない理由③
水分を取っていない
水分補給が疎かになると、便秘や代謝低下の原因となります。なお糖分を含んだものでなく、水やお茶などで補いましょう。
痩せない理由④
不規則な生活
,
最後に、不規則な生活はダイエットには厳禁です。
人間の身体は、
・昼は活動しエネルギーを燃焼させる「活動モード」
・夜はゆっくり休んでエネルギーを蓄える「休息モード」
となるようになっています。
これは、脳の「自律神経」という部分でコントロールしています。昼にきちんと活動モードに入って、エネルギーを燃焼させるためには、夜にしっかり休むことが必須です。当たり前なことですが、夜はよく眠り、朝はしっかり起きて元気に生活しましょう。
痩せやすいカラダを作るには…
ダイエットをされている方は、食事量を減らすことだけを考えがちですが、まずは何よりも簡単な
・早寝早起きの規則正しい生活
・一汁三菜のバランスのよい食事
・適度な運動
の3つを意識するだけでも、かなり効果は表れるのではないかと思います。健康的で太りにくいカラダを目指して、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
監修:管理栄養士 内藤 麻里子
コンテンツ提供元:Doctors Me