トマトダイエット。生食より加工食品が良いのはどうして?
女性の間で話題にのぼりやすいテーマの一つがダイエットではないでしょうか?特定のものを食べ続けるダイエットやエクササイズなど、ダイエットと名のつくものは数限りなくあり、どれも説得力ある裏付けや手軽さなどの魅力で、その都度心を奪われますよね。
中でも、最近耳にすることが多いのが、トマトを利用したダイエットです。トマト・ダイエットについて、医師の話を聞いてきました!
トマトは加熱してOK!
ケチャップやソースで食べよう
トマトは、身近な野菜で値段も手頃、もともと低カロリーで健康に良いイメージが強く受け入れやすいですよね。ただしあの青臭さや、独特の野菜臭が苦手…という方も少なくない食品です。
でも、そんなトマト嫌いさんも、イタリアンのトマトソースや、ケチャップの味は大好き、というかたもいらっしゃるのではないでしょうか? トマトは加熱すると、独特の匂いがまったく異なる芳香に変わり、風味も格別に良くなります。味も酸味が適度に消え、とても食べやすくもなりますよね。
たいていの食材、特に野菜や果物は加熱してしまうと栄養価が下がるイメージがあります。トマトも、料理するとビタミンや酵素などが壊れてしまったりする感じがありませんか? 何となく、トマトでダイエット、と聞くと生トマトをドレッシングなしでたくさん食べる、といったようなものを想像される方も多いのではないでしょうか。
ところが、トマトダイエットのカギとなる栄養素であるリコピンは、違います。反対に加熱することで吸収が良くなり、ダイエット効果が高まる、といううれしい栄養素です!
トマトの栄養素、リコピンとは?
リコピンには
・身体のさびを発生させにくくする抗酸化作用・新陳代謝を高めることによる肥満防止効果
があります。
またトマトには、お通じ改善に大切な食物繊維も豊富です。
大好きなトマトパスタを食べたりトマトジュースを飲むことで、体重も減らせるなんてとってもいいダイエット法ですよね。たとえば友達との外食の際も、クリーム系のパスタを頼む代わりにトマトソースのパスタを頼めばいいだけ。周りの人にも気づかれることなく…気軽にできるダイエットという感じでうれしいですね。
フルーツトマトなどの生で食べるタイプから、海外から入ってくる調理用トマトまで、本当にたくさんの種類がスーパーに並んでいるトマト。いろいろ試して、お気に入りを見つけるのも楽しいかもしれません。
■医師からのアドバイス
もちろん、全体的なカロリーや塩分の摂り過ぎには気を付けて。トマトソースだから、トマトジュースだからたくさんとってもよいということにはなりません。塩分の側面からは、フライパンで焼く、焼きトマトなどが自分で調節しやすいかもしれませんね。
監修:Doctors Me医師
コンテンツ提供元:Doctors Me