「時間がなくて・・・」言い訳中毒を卒業する5つのポイント

「やろう」と思ってもなかなか実行に移せないのは、いきなり「やる気→行動」にもっていこうとするから。「最初の踏み込み」の部分がないため、くじけてしまうのです。ここで、成長するために今日から着手できる5つのことを紹介していきましょう。

01.
本を読んだ後、
何か1つ行動に移す

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僕は本を読むとき、「One Book,Three Points,One Action」を心がけています。これは、1冊の本で3つのポイントをおさえて、「読んだあとにはひとつだけ具体的な行動を起こそう」と意識しながら読む、ということです。

たとえば、知人の水野敬也さんが書いた『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)を読んだときには、「コンビニでお釣りを寄付する』ことが「One Action」となりました。コンビニでは50円未満の小銭を募金箱に寄付すると決めています。一回一回は小さなことでも、そのときにすぐやる人生と、まったくやらない人生とでは、何十年かのちには大きな違いとなって表れます。

こんなふうに、ひとつでも行動を起こせるような気づきを得られたなら、本というのは非常に安い買い物。単行本なら1冊1,500円程度ですが、1回の飲み代は3,000円です。そう考えると、自分の一生を左右してしまう可能性を秘めている本を買うのは、格段に安い。だから、本にはどんどん惜しまず投資するといいでしょう。

02.
準備が不十分でも
「やります!」と手を挙げる

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僕の場合、何か新しいことを始めるチャンスがやってきたとき、準備が十分に整っていなくても「やります!」と手を挙げるようにしています。準備が整うのを待っていたら、いつまでたっても飛び込めません。その間にチャンスは逃げてしまいます。

努力していると、ジャンプするチャンスが来ます。その努力を始めるのは、いつからでも遅くありません。たとえ自信なんかなくても、チャンスが来ればそれは神様からのGOサインなのだ、だから迷わず飛び込むべきなのだ、と心に刻みましょう。

03.
元気は人にあげるほど
自分に返ってくる

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僕は新しい仕事に取りかかるとき、「この仕事では誰をどんなふうに喜ばせることができるだろう。そのために自分はどんな努力ができるだろう」と考えます。そうすれば、そのエネルギーが必ず自分に返ってきます。世の中には、そんな「跳ね返りの原則」のようなものがあると思っています。

人に好かれたかったら、まずは自分が人を好きになる。そうすれば、いつしか人に好かれるようになる。元気になりたかったら、まず自分から目の前の人を元気にできるような行動を起こす。すると、いつの間にか自分が元気になっている。

たとえば、喫茶店に入ったときに店員さんに笑顔で挨拶する。たったそれだけで、気持ちは随分と変化するものです。最初は小さなことから始めて、慣れてきたら少しずつ大きな行動に挑戦してみる。焦る必要はありませんが、与えるエネルギーが大きくなれば、それだけ自分が受け取るエネルギーも大きくなります。

04.
「モノを捨てる日」の設定で、
きれいサッパリ!

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我が家では原則として、毎月第1週の月曜を「28個モノを捨てる日」と決めています。本の題名や著者は忘れてしまいましたが、たしか外国の人が書いた本にそういったくだりがあり、実行したのがきっかけでした。

ゴミ袋に入れるとき、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」といいながら、雑誌や本、机の中の使わなくなったファイルや封筒、洋服などを処分。以前、我が家は、どこもかしこも満杯でした。それが「28個モノを捨てる日」を決めてからというもの、見違えるように変わったのです。

収納場所に余裕ができると、気持ちのゆとりが生まれます。また定期的に本棚や机の中をチェックすることで、以前読んで感心したものの、存在をすっかり忘れていた本が見つかったり、友人にあげようと思ってプリントしてあった写真などが出てくることもあります。要するに「場」が活性化されるわけです。

05.
怖いと思ったら
それは「GOサイン」

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僕は新卒で入社して3年目の終わりごろ、キャリアデザインスクールの校長を引き受けてほしいと頼まれ、迷いました。そこで、大学時代の友人に相談に行ったのです。彼女は演技の勉強一本に絞るために会社を辞めたところでした。それまでには、相当悩んだと言います。でも、演技指導の先生のこんな言葉が決め手となったそうです。

「怖いと思ったら、それはGOサインだよ」

何かを始めるときに怖いと思う気持ちと、ドキドキワクワクする気持ちというのは、実は同質、同方向、同量のベクトルが働いている。だから、怖いと思ったら、それはGOサインなんだ。そう先生は言ってくれたそうです。

結局僕は、悩みに悩んで校長の話を引き受けることにしました。ドキドキワクワクに賭けてみました。「賭けてよかった」。今振り返って、心からそう思えます。まだ若かった僕にチャンスをくれたスクールの創設者の方に深く感謝しています。

毎朝1分で人生は変わる
コンテンツ提供元:サンマーク出版

三宅裕之/Hiroyuki Miyake

シナジープラス㈱代表取締役。早稲田大学商学部卒、コロンビア大学教育大学院修士。㈱ベネッセコーポレーションを経て起業。NLP心理学、英語・中国語、マクロビオティック、引き寄せの法則、ボディエクササイズなど、心技体の各方面にわたる教育事業を展開。現在は中国に在住し、中国人向けのリーダーシップ教育、日本人向けの中国語通信教育も行う。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。