生徒たちの前で、20ドル札をぐしゃぐしゃにして踏み潰した先生の話
とある先生が教壇に立ち、きれいな20ドル紙幣を掲げてこう問いかけました。
「これが欲しい人は?」。
生徒たちは一斉に手を挙げます。
先生は小さく紙幣を折りたたみ、こう続けました。
「これならどう?」。
子ども達からは、「欲しい!」という声が。
20ドル札をくしゃくしゃに丸めて、ポイッと投げ捨てる先生。
「もう欲しくないかな」。
それでもクラスのみんなは、一人残らず手を挙げています。
すると、今度は紙幣を踏み潰し、教室のはじっこへと蹴り飛ばしてしまいました。
「誰か欲しい人はいる?」
みんなの反応は相変わらず。
先生はこう言いました。
「今日、あなた達は素晴らしいことを学びましたね」。
先生が教えたかったことって?
「私がこのお金に何をしようと、みんなは欲しいと思いましたよね?それは、このお札に20ドルの価値があるということを、あなた達が知っているからです。何が起きても、どんな見た目になろうとも。その事実は変わりません。
どんなにつらい目にあっても、どんなにひどい扱いをされても、関係ないのです。あなたの価値は変わりません。利用されたり、邪魔者扱いされたりしても、何があったとしてもです。
あなたを愛している人にとって、あなたは価値ある存在であり続けるのです」。
これは、Little Thingsに掲載されたお話。記事を書いたRebecca Endicottによれば、古くから知られている逸話なのだそうです。実話かどうかはさておき、よくできていますよね。
Licensed material used with permission by Little Things