生徒の机に落書き!?先生らしからぬ行動に「賞賛の声」が集まるワケ

思い起こせば誰にでも一人くらいは、恩師と呼べるような先生がいるんじゃないでしょうか。この記事の主人公もきっと、いつかそう呼ばれるに違いないステキな先生です。

なのに、机に落書きとはどういうことか?じつは、こんな理由がありました。

生徒一人ひとりに
「落書き」で応援

米ニュージャージー州にあるEvergreen Avenue Elementary School。小学5年生を受け持つ担任のChandni Langford先生は、ある日、始業時間前に生徒の机に水性ペンでメッセージを記していきました。

この日は生徒たちをナーバスにさせる試験当日。クラスの生徒一人ひとりにあてたLangford先生の落書きは、彼らの緊張を解きほぐすための一種のサプライズだった訳です。

では、実際にどんな内容だったのか?その一部を、ちょっと見せていただきましょう。

「大丈夫、アナタならできる!」

Lisへ

忘れないで。成功へと駆け上がるエレベーターなんてないの。一歩ずつ、着実に階段を上がっていけばいい。大丈夫、アナタならできる!

先生より♡

Kwydirへ

勉強はアナタの得意分野!いい?トライすることをあきらめないで。頭をフル回転させていこう!

先生より♡

Yovaniへ

もしかしたら、上手くいかないかもしれない。でも、やって良かったってきっと思える。それがアナタの価値になるから。頑張って!

先生より♡

Ishへ

これがアナタにとって、初めてのテストだったわね。頭をフル回転させて、脳を刺激するのよ!

先生より♡

重圧やストレスに負けるな!
先生渾身のエールは、
ちょっと嬉しいおまけ付き

 Langford先生の意外なサプライズを紹介した「LittleThings」によれば、アメリカでは、州ごとによって学校教育の制度に差があるものの公立学校教育の現場においては、学年末テストの成績で子どもたちを評価するシステムを採用しているところが多いんだそう。

なかでもニュージャージー州では、小学校5年生時に実施される全米共通学力テスト(PARCC)が、他州との学力比較になるとあって、学校、児童、さらには親にとっても気合いが入る大一番。この愛情あふれる落書きは、こういった背景のもと迎えたテスト当日の先生からのエールだったのです。

少なからず、プレッシャーやストレスを感じていたであろう生徒たちが、 先生のメッセージを目にした時、どんな想いを抱いたか?そこは彼女の生徒たちだけの胸の中に留めておいてあげましょうよ。

そうそう、机の右上に置かれた丸い球のようなもの2つ。これは、 Langford先生お手製のドーナツなんですって!

Reference:LittleThings
Licensed material used with permission by Woodbury City Public School
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。