「子どもの落書き」を実際に製品化したら、めちゃめちゃ楽しそう・・・
「遊び」はいつも子どもたちから生まれるものです。では、発明はどうでしょう?ここに紹介する発明品は、どれも6歳から11歳までの子どもたちから生まれたもの。子どもなりの視点で世の中の便利を「クリエーション」、これがスゴかった!
子どもの発想力に大人は気づいていない
イギリス人デザイナーで発明家のDominic Wilcoxさんは、これまで450人以上の子どもたちに発明品のアイデアを描いてもらうプロジェクト「the INVENTORS project」を実施しています。
もちろん、ただ描いてもらって終わりではありません。子どもたちのアイデアを実際にカタチにする(ものによっては3Dイメージ)までを行い、彼らにものを生みだす楽しみを伝えるという試み。他にも、イギリス政府より依頼を受け、学習障害を抱える人々への発明フロジェクトも実施しているそうです。
では、ここからは実際に子どもたちの発明品をチェックしていきましょう!彼らのアイデアを元に独断ですけど、「実用度」と「面白さ(発症力)」を星の数で表してみました。
01.
プリングルスホック
実用:★★★★★
面白:★★☆☆☆
大好きなポテトチップス。食べ続けているうち、だんだん指が届かないところまでいっちゃった…。いかにも子どもらしい着眼点と拍手したくなる、この発想力にあっぱれ。下の方のチップスもこれなら簡単に取り出せる。11歳のジョージアちゃんの発明は誰もが喜びそうなアイデアでした。
でもこれ、最初どうやって「ホック」を中にいれるんでしょうね?
02.
全自動食品冷却フォーク
実用:★★★★★
面白:★★★★☆
こちらも子どもならではの大発明。6歳のアメリアちゃんは、日常生活の中から彼女がいちばん困っていることに着目したんでしょうね。どうやら“ねこ舌”な彼女。料理が冷めるまでごはん待つより、こんなアイデアを思いつきました。
下の写真は、発明を元に3Dデザイナーがグラフィックに起こしたもの。わかります?フォークの柄に小さなファンが装備されています。風はホークの先に空いた穴から直接料理に。この着眼点、大人の私たちからはゼッタイ出てこないって?
03.緊急救命バンド実用:★★★☆☆面白:★★★☆☆
ダニーくん9歳は、人命救助のための偉大なアイデアを生み出しました。それが、こちらの「Life Band」。もしも、プールや海で溺れてしまったとしても、このリストバンドを腕にしていれば心配ご無用。ボタン一つで、中から風船が膨らんで浮き輪代わりになるという優れもの。このダニーくんのアイデアを、プロダクトデザイナーのAndy Mattocks氏が具現化していきます。より力強い浮力を得るために、Andy氏は空気を圧縮した小型ボンベを搭載。実用化に向けて動きだす!?
04.全自動ハイタッチマシーン実用:★☆☆☆☆面白:★★★★☆
いったい、なんのため?どんなときに使うのか?そんなこと関係なしに、自分の「あったらいいな」を発明した6歳のオリバーくん。きっと気分ノリノリのとき用。
ところが、その発明は結構こだわりがあるんです。まずは、このマシンの前で叫びます「ハイ・ファイブ!(ハイタッチのこと)」すると、マシンの手が赤色に変色、その後、赤い手が前方にハイタッチを求めてやってくるという仕掛け。面白い!
05.ファミリースケーター実用:★★☆☆☆面白:★★★★☆
ウェンディーちゃんお気に入りのキックスケーター。これを家族が連なって楽しもうというのが彼女のアイデア。いわゆる3人乗り、4人乗り自転車の要領で、みんなで息を合わせてこいでいくんだそう。
このアイデアを持って実際に自動車工学研究所AMPを訪れ(もちろんプロジェクトの一環)たウェンディーちゃん。ラボで溶接のお手伝いをしたそうですよ。6歳らしい発想がナイス!
06.全自動なわ跳びマシーン実用:★★★★☆面白:★★★★☆
クロエちゃん6歳は縄とび。でも、もちろんただの縄とびではありません。なんと彼女のアイデア、グリップ部分にプロペラが付属されていて、上空にホバリングする設計になっているんです。つまり、手ぶらで縄だけが目の前に回ってきてくれる仕様です。子ども用だけでなくても、エクササイズに使える!?
07.照明付きウィッグ型ヘルメット
実用:★☆☆☆☆
面白:★★★★★
実用:★☆☆☆☆
面白:★★★★★
9歳のケイティちゃんは、暗い夜道が苦手。自分と同じように怖がりな女の子が安心して夜道を歩くための発明がこちらのLEDヘルメットだそう。スッポり頭から被った際、おでこからサイドにかけて埋め込まれたLEDが前方を明るく照らしてくれる設計。サイドのカラフルな飾りにもLEDが内蔵。不安を払拭し、オシャレにもこだわりたい。女の子ならではの発想が◎!