子どもにしか見えない「イマジナリーフレンド」を立体化してみたら・・・?

『となりのトトロ』と『妖怪ウォッチ』。有名な2つのアニメには共通点があります。答えは「子どもにしか見えない友だち」がいること。そんな空想上の友だちのことを“イマジナリーフレンド”と呼びます。一説には3歳〜7歳の子どもの内、半数程度が持っていると言われています。

ところが、何せ頭の中にしかいないため、まわりからはどんな姿をしているのかわかりません。そこで、どんな友だちなのかイラストにしてもらったのがコチラ。

Eva Wood(9)が描いてくれたのは、紫色のたてがみにカラフルな流線模様を体にあしらった、ライオンの「Swerl」。とぼけた表情がかわいらしいですね。

じつはこのイマジナリーフレンド、大人になる過程で大抵は姿を消してしまうそう。子どもが持つ創造力のカタマリとも言える損座ですが、忘れてしまうなんてもったいない!そこで、世界の名だたるクリエイターの手により、この友だちを立体化するプロジェクトがイギリスで始まりました。

ライオン「Swerl」の立体化にチャレンジしたのは、ロンドンのアニメ製作会社Picasso Pictures。Evaの前に現れた「Swerl」の姿がこちらです。

イラストのまま、現実世界に抜け出してきたかのような出来栄え!頭をなでる彼女も、立体化された友達を前に嬉しそうにしていますね。

じつはこれ、イギリスの広告制作会社「AMV BBDO」と「ヴィクトリア&アルバート子供博物館」が手を組んだ展示企画、「The Imaginary Friend Collection」の展示品。全部で6体あります。

Evaの友だちはかわいいライオンでしたが、なかにはちょっと心配になってしまうビジュアルの子も。イラスト⇒立体化の順番に紹介していきましょう。なかには日本人クリエーターの名前も!

右手に花、左手に…雲?
3つ目の友だち「CHLOE」

Mable Brim(7)のイマジナリーフレンドは、ちょっと不思議な女の子「CHLOE」。左手に乗せた雲にはいったいどんなメッセージがあるのでしょうね?おでこにパッチリ開いた目も特徴的です。

「CHLOE」を制作したのは、ロンドンのクリエイティブスタジオ「Blinkink」。著名なクリエイター・Becky&Joeの手によるもの。

息子の友だちだったら不安…?
彼の名前は「Monster」

4本の青い腕と、4本の黄色い足。2本の手でテニスをしながら、残りの2本でバナナを食べ、緑色の鼻水を垂らしつつ、こちらを見つめる目はまたしても3つ。見ての通りですが、名前はやっぱり「Monster」。

Leo Georgiou(5)の表情を見るかぎり、どうやら悪友の模様。制作したアードマンは、日本でも有名な『ひつじのショーン』や『ウォレスとグルミット』を制作したアニメーションスタジオ。そのユーモラスで憎めないデザインには、どことなくらしさが感じられますね。

知的なメガネの「Jamie」は
どーもくんと関係あり!?

『妖怪ウォッチ』や『ポケットモンスター』あたりに出てきてもおかしくない、キツネの「Jamie」は、Lily Whitby(8)のイマジナリーフレンド。知的な丸メガネが特徴的なこの友だちは、NHKのマスコットキャラクターとして人気の『どーもくん』の生みの親、スタジオ「ドワーフ」によるもの。

あの未確認生物「nessi」は
彼の頭の中にいた!

ずいぶんと毛むくじゃらな恐竜の友だちですね。その見た目どおり、彼につけられた名前は「Nessi」。そう、あの未確認生物・ネッシーです。Julio Sanzはどうしても一目見たくて、頭の中に思い浮かべてしまったのかもしれません。

ちなみに制作は、ニューヨークのフィルムスタジオ「Psyop」。

ファンタジックな
シマシマ猫「Lilly」

白黒のコントラストが特長的な猫の「Lilly」。Ruth Fekadeが描いたイラストを立体化。先ほどのネッシーと同じく、こちらも「Psyop」が手がけました。

どれもこれも個性的なイマジナリーフレンドばかり。頭の中から現実に飛び出してきたキャラクターに触れる子どもたちは、みんな嬉しそうなのが印象的。

心理学や精神医学の観点からは、解離性同一性障がいの症状でもあると言われているものの、彼らにとっては、人間の友だちと何ら変わりない大切な存在です。動画では、彼らと接する子どもたちの表情が見れます。ぜひその様子を見てみてくださいね。

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