【斬新】子どもたちの「神様イメージ」を絵にしてみたら、予想のナナメ上だった
全知全能にして未知なる「神様」。その姿は、人によって様々なイメージを抱くかもしれないし、もしかしたら「姿すらない」と語る人もいるでしょう。
今回紹介する「Cut」の動画は、子どもたちに「自分の想像する神様」について話を聞き、イラストレーターが描き起こすという企画。
自由で無邪気かつ、新鮮味あふれる発想は思わず笑えて、ほっこりしますよ。
まず…神様について
知っていることはある?
「うーん、地球を作って、人間も作った」
「雲のうえにいる人で、ちょっとシンプソンズみたいな…」
「彼は目に見えないの」
「カエルだよ」
次々に飛び出してくる自由な発想に、イラストレーターたちもにっこり。
神様の存在を信じてる?
「まさか〜」
「私は信じてるわ」「私も」
小さい子は信じていても、やはり大きい子のなかには懐疑的な子も。ある男の子は逆にイラストレーターに質問を投げかけました。
「君はどうなの?」
「う~ん、何か人智を超えた力みたいなものは信じてるかな」
「エッ?どういう意味?」
「神様自体が存在するかどうかはわからないってことさ。でも無神論者じゃない。いないって確信してるわけじゃないからね」
…ちょっと難しかったみたいです(笑)。
じゃあ顔から描いてみよう!
「まるいボタンみたいな鼻なの」
「頭が2つあって…」
「みんな神様っていうと『彼』っていうと思うんだけど。だから男の人かな」
「私みたいな顔。あ、やっぱり隣の子みたいな顔〜」
「体がカエルで、頭がライオンなんだ」
「じゃあ髪の毛はどんな感じ?」
「モヒカンみたいな」
「こんな?」
「おぉ~っ、それそれ!いいねぇ!」
「神様は女かもってことはある?」
「無いね」
「あり得るんじゃ無い?」
「もし天国に行ったらそんなこと言ったの後悔するよ~」
「神様は何も履いてないと思う」
「下には何も?」
「うん、何も」
「裸んぼじゃなくっちゃ」
「神様は精神だから服がいるかどうかわからないな」
「彼に陰部はあるの?つまりその…わかるでしょ?僕らみたいに(笑)」
「ウンウン」
「大きい?」
「うん」
(爆笑)
子ども達は描いてもらうことを楽しみ始めてる感じもします。イラストレーターとのやりとりも可愛らしい。
「あぁ~僕らなんてことしちゃったんだろう?きっと今頃、神様怒ってるよ。神様ごめんなさい~!(笑)」
「羽をつけてるの?じゃあ羽の先に手をつけて」
「あぁ、羽が手ってこと?」
「手も持ってるんだけど羽と混ざってるみたいな感じ」
「このデーモンは悪者なんだ」
「神様はデーモンと戦うの?」
「そう」
「デーモンたちはどんな見た目?」
「火星からきて、地球にまっすぐ降りてくるの。クチバシがあって、尖った歯があって、触手もある」
「ジーザスは六角形なの」
「六角形!?」
「目はひとつ」
「どこに住んでるの?」
「アジア」
「みんな何かの形でちょっと神様と関係してるのよ、だってみんな神様から来てるんだから」
「なるほど、いいね。つまり僕らはみんな家族みたいなもんだってことだ。みんな…」
「神様と血縁だからね」
「これが神様だ」
みんなのイメージ、完成
バスローブを着て、ポケットには歯ブラシと小さなホイッスルが入ったカジュアルな神様。このホイッスルでキリストを呼ぶそうです。
大きな手で宇宙のすべてを支配しようとする神様。ボタンのようにまるい鼻が特徴です。
無神論者の彼は、ひとりの神様にすべての異なる宗教のイメージが入るようにしたんだとか。
羽根と手が一体化した、女性的にも見える神様。なぜか左手にホットドッグを握っています。
頭がライオン、体がカエルの、架空の生き物の姿をした神秘的な神様。火星からやってくるデーモンと戦います。
頭がふたつ。片方がモヒカン頭の男らしい神様ですが、囁くような声なんだそう。後ろの群衆は「裸の国へようこそ」と書かれたプレートを持っています。
「グッジョブ〜」
自分の神様に、みんな満足
「できた!」「グッジョブ〜」「かっこいいね」などの言葉が飛び出し、みんな出来栄えには満足の様子。個人的には動物の組み合わさったイメージなど、人型じゃないものが出てきたのが意外でした。
大人になると、神様像はもう少し似通ってきてしまうのではないでしょうか。率直な感情表現や縛られない発想がたっぷり詰まって、いつまでもまっさらな気持ちで想像をふくらませられる人でありたいな、と思わせてくれる動画でした。