神様はどんな存在? ムスリムに聞いてみた

今、ムスリムは世界に19億人もいると言われている。とはいえ、日本に暮らす僕たちは、まだまだ彼らのライフスタイルを具体的には分かっていない。

そこで、ムスリムとの距離感を縮めるために、東京生まれ東京育ちのクリエイター、ラハマリア・アウファ・ヤジッドさんにお話を聞くことに。もちろん、彼女もイスラム教を信仰するひとりだ。

ヒジャブラマダンハラルフード礼拝恋愛など、たくさんのことについて教えてもらってきたが、やっぱり気になるのは神様について。どんな存在なんだろう?

第9回目のテーマは神様がいる生き方について

「すべての行為は、
神様のために」

©ラハマリア・アウファ・ヤジッド

これまでに恋愛や失敗、死など、様々なことを語ってきましたが、ムスリムに限った教えではないんですよ。

本来はこの世に生きるすべての人に通ずるもの。

ちなみに、“アッラーの神様”という呼び方は間違いです。アラビア語でアッラーは「唯一神」を意味するだけであって、アッラーはムスリムだけの神様ではないのです。

この世界を創った神様は、想像を超えて美しい、具現化できない存在です。だから、偶像崇拝も禁止。普遍的です。

豚やお酒に関する戒律というのは、クルアーンにおける教えのほんの一部にしかすぎません。信仰に強制があってはならず、教えの真の意味や価値を見出して、喜んでそれに従うことが、信仰のあるべき姿。

ムスリムは、あれもこれもどれも、すべての行為は神様のためにおこなっているわけなのです。

私たちはあらゆる物事に取り組む際、「ビスミッラー」という言葉ではじめます。「アッラーの御名において」を意味するアラビア語です。

自分以上に自分のことを愛してくれる神様……そんな神様のために、神様のもとで、物事に取り組むのです。

愛には愛でこたえる。私たちが神様のことを忘れても、想っていなくても、神様の私たちに対する愛情は止むことはありません。神様は数えきれない愛を常に与えてくれて、慈悲をかけ続けてくれる。そんな“かれ”の愛には、一生かけても勝てっこないけど。

どんな活動や仕事なんかでも、私は「神様に褒められたらいいな」「喜んでくれたらいいな」という気持ちでやっています。

ムスリムにとって人生は、この世界に散りばめられたヒントを頼りに、ベールに包まれた「神様の愛情」を見つける旅なのです。

ラハマリア・アウファ・ヤジッド

インドネシア人の両親をもつ、東京都出身のクリエイター。ヒジャブを使ったモデストファッションを提案し、東京らしいセンスを取り入れたメイクやファッションをInstagramを中心に発信している。スタイリングアドバイザーとしても活躍中。

【Instagram】https://www.instagram.com/aufatokyo/

 

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Top image: © ラハマリア・アウファ・ヤジッド