海外の「抹茶ファン」は、想像のナナメ上を行く
海外での抹茶ブームはすっかり定着し、「Matcha」という言葉で親しまれていることは、ご存知の方も多いでしょう。しかしよくよく見てみると、海外の抹茶ラバーたちは、日本人のように「ケーキを選ぶなら、抹茶かな」といったレベルを遥かに越えているようです。
そんな海外の「抹茶好き」の、少し変わったたしなみ方を紹介したいと思います。
余った抹茶は「スパ」へ?
賞味期限切れなどで余った抹茶の処分にお困りなら、まずスパを試してみるのはいかがでしょう。
【抹茶スパのレシピ】
1:大さじ3の抹茶に同量の水を加え、ペースト状にします。
2:1.のペーストをバスタブでよく溶けるまで混ぜましょう。
3:さらにエプソムソルトとペパーミントのエッセンシャルオイルを加え、よく混ぜたら出来上がり。
エプソムソルトが発汗、代謝を促し、抹茶の抗酸化作用がお肌のアンチエイジングに効果があるんだとか。お茶の香りにペパーミントの爽やかさが加わって、気分をリフレッシュしてくれるそうです。
体験した人によると、ペパーミントオイルの入れすぎには注意が必要。入れすぎたりよく混ぜなかったりすると、ペパーミントオイルが直接肌につき、皮膚がヒリヒリしてしまうそうです。
バスタブは、使ったあとすぐに洗うこと。抹茶は茶葉の粉末なので、浴槽にこびりついてしまうと大変です。
飲むんじゃなくて
「顔パック」で美肌効果
抹茶は、抗酸化作用のあるビタミンEや美白の効果が期待できるビタミンCが豊富。抹茶シェイクみたいに甘くてクリーミーな「抹茶パック」のレシピがこちら。
【抹茶パックレシピ】
1:小さじ2程度のギリシャヨーグルトに、抹茶を小さじ1加えて練ります。
2:1.に、はちみつ、ココナッツオイルをそれぞれ小さじ1/2ずつ加えて、さらに練ります。あればアロエも加えるといいでしょう。
ポイントは、ギリシャヨーグルトを使うことです。普通のヨーグルトだと緩すぎて、肌の上に上手くのってくれません。
実際に試した人によると、あまり長時間パックをしているとヨーグルトが固まり、なかなか洗い流せないそうなので、ほどほどに。
レシピには
抹茶パスタやティラミスも
今年9月に出版されたハードカバー『Matcha: The Cookbook』には抹茶チーノ、抹茶ティラミスなどのスイーツレシピや、料理レシピが50種類以上載っているそう。
なかには、抹茶パスタや抹茶入りホーランドソースなど、ちょっと珍しいものも。
抹茶のスイーツは日本人にも馴染みがありますが、抹茶パスタと聞くと、名古屋の名物喫茶「マウンテン」の「甘口抹茶小倉スパ」を思い出すのは、私だけではないはず。
どうやら茶葉の栄養を丸ごと取れるということで、健康や美容を気にする人が積極的に取り入れているようです。また、新たな「抹茶」の魅力を発見できるかもしれませんよ。