令和の小学生の「松岡修造」の捉えかたが……かなりオカシイ
5打席連発を含む56本塁打に史上最年少三冠王、獅子奮迅の活躍でリーグ連覇に貢献した「東京ヤクルトスワローズ」の主砲・村上宗隆選手。
「神様・仏様・村神様」いつ頃からか、そんな尊称がプロ野球ファンのあいだに定着し、シリーズ後半は記録達成へと邁進する打席が、日々ニュースで流れるフィーバーぶりは記憶に新しいところ。
こうなると当然、子どもたちの話題も「村神様」。のはずですが……どうやら長男のクラスにはもう一人の「神様」が存在するようでして。
ちょっぴり暑苦しい、このお方。
令和の時代になにゆえ松岡修造センセイ?とお思いでしょう。はい。我々親も、最初は不思議で仕方ありませんでした。
でもね、この1年「村神様」よろしく子どもたちの窮地を幾度となく救ってくれたのが、他でもない“修造様”なのであります。
ここからは感謝とリスペクトを込め、子どもたちに倣って「シューゾー」で行かせていただきます。
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象徴的な暑苦しい笑顔を無造作に貼り付けた顔写真の青色の布切れの中には、授業で使い終わったプリント類。それを綿ひもでぐりぐりに縛ったこのブツ。そう、てるてる坊主でございます。
運動会、合宿、文化祭、そして先の修学旅行。学校生活のあらゆる場面で雨を吹き飛ばしてもらおうと、願をかけて彼らがつくったてるてるシューゾー。
あの独特の“熱量”の神通力か知りませんが効果てきめんのようで、幾度となく雨雲を吹き飛ばしてくれました。
まさしく神がかりの活躍ぶり。
というわけで、今回の沖縄旅行にも帯同。今年何個目かの台風による影響を最小限に食い止めてくれたようです。
それにつけても、てるてる坊主に松岡修造というこのナゾな信仰はいったい何なの?
「勝負強そう」
「熱い男」
「オリンピックの盛り上げ役」
「パッション強め」
「雨かかってこい!なイメージ」(いやいや、雨呼んでるって)
シューゾーのイメージだそうです。
おおむね同意。暑苦しくも人の心を動かす唯一無二の魅力が、勝負事やここぞの場面において自分たちにLUCKを運んでくる、という願掛けにぴったりフィットした。
こう分析すると合点がいきます。まあ、本人たちはシャレ半分のようですけど。
“修造様”の見えざる力でまたしても、好天に恵まれた修学旅行。お役御免で教室に戻ったシューゾーは、神棚と呼ぶには乱雑すぎて罰当たりなロッカー棚の上から、子どもたちの背中にエールを送ってくれています。
ここまで来たら、ひとつ卒業式もよろしくお願いいたします🙏
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。
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