神様と生きる村人たちがつくる「幻の酒」を飲んでみたい。

「神様なんていない」。そんな風に思っている人でも、一度「弥彦村(やひこむら)」を訪れたら、考えが変わってしまうかもしれない。

壮大な自然に囲まれていて、そこにはきっと、森に住む精霊や、それを見守る神様がいる——。

そんな弥彦村の住民たちに、代々愛されてきた「幻のお酒」があります。

その名も「彌彦愛國(やひこあいこく)」。杜氏5名の小さな酒造で、究極の地産地消を行ないながら作られてきたお酒なんです。

「おやひこさま」と
村の伝統

C79b253da61d7fc69a8dbf9dac46e1b7d56d016a

弥彦村は、新潟県のほぼ中央部の日本海側、霊峰弥彦山のふもとにあります。それは、万葉集にも歌われる「神様が宿る山」。

人々は御神体として天香山命を祀った弥彦山を「おやひこさま」と呼んでいます。村人たちは、ふもとにある彌彦神社で四季折々いろいろな神事・祭りを務めながら、日々おやひこさまと自然の恵みに感謝し、暮らしているのです。

C900b80e926c9e5050473c31240de74323963e71

原料は、すべて
村で調達

4ceb1e1187683ee9e284ef0b3fb2cd690760e392

瓶とフタ以外は、すべて弥彦村で調達されているという、このお酒。

酒米は新潟県作物研究センターに保存されていた「愛國」の種もみから10g分けてもらい、それを稲作へと育てあげるところから始めています。

そして、酒造りに欠かせない酵母は、奇跡的に発見されたという「清酒酵母」を使い、弥彦山の伏流水を汲み上げて醸造。

9b400447d5df279003aa46a47b75846394c261e0

子どもたちが成長したとき
「故郷の酒」が飲めるように

82a2e089ae3f2a4326751745327ae7f0e4a16705

平成の大合併により、全国で由緒ある村が次々と消えていく現実を目の当たりにした村人たちが、故郷を思う気持ちを込めて作り始めたのが、そもそものきっかけだそう。

今では、この取り組みも10年を超え、今年から弥彦酒造のある地区の生産者団体が酒米・愛國の栽培に立ち上がり、新たな絆が生まれようとしています。そして彼らが願うのは、村人たちの思いが詰まったこの取り組みを、子どもたちの世代に残していきたい、ということ。

今は地元の有志で成り立っていますが、これが村の新たな伝統となれば、子ども達が成長したあとも、故郷を思いながらお酒が飲めるようになる——。

現在「彌彦愛國」は、CAMPFIREでクラウドファンディング中。超長期熟成保管コストが主な障壁になっているとのこと。

リターンには「弥彦愛國」が含まれているプランもあるので、神様と生きる村人たちがつくった幻のお酒が届くのを待ちわびてみては?

Licensed material used with permission by CAMPFIRE
地酒大国・新潟生まれの「ぽんしゅグリア」という商品がある。日本酒を注ぐだけでおいしい日本酒カクテルをつくることができるキットなのだが、それがいかに宅飲みに...
「酒造りの神様」の異名を持ち、日本最高峰の醸造家である農口尚彦さん。酒造りの最高責任者である杜氏(とうじ)として、1970年代以降低迷が続いていた日本酒市...
岡山県の農家が1859年に発見し、現在も岡山県が生産量の95%を占める酒造好適米、「雄町」。広く普及している酒米「山田錦」や「五百万石」のルーツとなった品...
陶芸家・古賀崇洋氏の器。シンプル・ミニマムなデザインが席巻する時代に、この圧倒的な個性。口当たり?持ちやすさ?そんな普通の評価軸では語れません。いや、だけ...
お酒だけで済めばいいんだけど、どうしても手が伸びてしまうのがそう、おつまみ。だって、これなしでってワケにもいきませんからね。おいしく、楽しく飲むためにも、...
紫いもで作った「日本芋酒(にほんいもざけ)」は、ワインでもなければ焼酎でもない、さらに言えば日本酒でもない、全く新しい日本初の「生酒」なんです。
11月末に代々木公園で開催される「大江戸和宴 〜そばと日本酒の博覧会〜」。2年目となる今年も、昨年に続いて全国のそば処、酒処から選りすぐりの逸品が集合する...
広島県・鞆の浦の特産品である「保命酒」。かつてあの坂本龍馬やペリー提督、島根の世界遺産・石見銀山で働く人たちも飲んだとされており、みりんに十六種類の薬味を...
「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトに据え、「地方と食」にフィーチャーした様々なプロジェクトを展開する「DINING OUT(ダイニング・アウト)」...
ワインのように熟成させることは珍しい鮮度命の日本酒生酒。酒造が設定している解禁日にでも見学しない限り、なかなか「しぼりたて」を当日中に飲むことはできない。...
酔うと人格が変わるのは嘘だった?という研究結果を以前も紹介したことがあるけれど、実際にお酒を飲ませてみると、普段どれだけ猫を被っているのかを明らかにしたの...
寒い時期はさっぱりしたものよりも、ちょっぴり濃厚なドリンクが飲みたくなるもの。それはお酒にも言えることです、よね。そこで今回は、管理栄養士の観点からちょっ...
北海道のまんなかにある、大雪山。かつてアイヌの人たちはこの山をカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼び、聖地として大切にしてきました。そんな大雪山と石狩川に挟...
沖縄県、那覇市にある「泡盛倉庫」は、その店名からも分かるように、泡盛を専門にしている会員制のBAR。なかなかお目にかかれないヴィンテージの古酒も含め、75...
2017年11月22日。ついに解禁した。この時期に「解禁」と聞くと、どうしてもボージョレ・ヌーボーを連想してしまうけど、旬のものはそれだけではない。フラン...
花見や月見など、日本には自然の風情を楽しむ素晴らしい文化があります。そんな日本の情景によく合うのが日本酒。でも、瓶で持ち運ぶのは重たくて、割れるリスクだっ...
“飛び地”をご存知でしょうか?行政はどこかの県に所属していながら、地理的には他のどの地域にも接していなく、独立している土地。日本唯一の飛び地の村・北山村は...
週に2回以上はお酒を飲んでいるという人に目を通してほしい記事を「Elite Daily」で発見しました。それは、ライターのLauren Kroetschさ...
少しでも大人に近づきたくて、精一杯背伸びしていた高校時代。そんな多感な時期をともに過ごした友だちと当時の話をすると、甘酸っぱい記憶が甦ってなんとも言えない...
お酒好きにとって「断つ」というのは、ドクターストップでもかからない限り、なかなか難しいのではと思います。社会人になる前は付き合いで飲みに行くとか「面倒くさ...