蚊が嫌いな「8つの植物」意外と知られてないかも?
天然成分だけを用いた虫よけグッズが、セレクトショップの結構“いい位置”を占有する。「カラダにも環境にもやさしい」が、もはや単なるトレンドではなく着実に生活のなかに浸透している証拠。では、化学薬品がダメかと言えば、虫よけとしての威力を考えたら当然、こちらに軍配があがるのも事実です。
良いか悪いかの議論はさておき、この時季は、まず蚊に刺されないことが大前提。使い分けでいいんじゃない?蚊の侵入口には強力なものを、室内にはできるだけやさしいものを、で。
これもよく言われる話ですが、植物(主にハーブ)にも、蚊を寄せ付けないものがあります。ナチュラリストのKirsten Cowartさんが、おいしいハーブをリストアップ。シーンに合わせていかがでしょう。
01.
キッチンのいろどりに「バジル」
キッチンのいろどりに
スイートバジルの近緑種で、シナモンのような甘い香りがする「シナモンバジル」これがKirstenさんのおすすめ。一番効果が大きいのだとか。キッチンでどうぞ。
02.
玄関まわりや庭先がベター
「レモンバーム」
ナチュラル素材の虫除けスプレーにもレモンバームの精油がよく用いられています。適度な湿気を好むので、こちらはガーデニング向きのハーブ。丈夫でどんどん広がっていくので、玄関先や庭をガードするのにいいかも。もちろん、プランターでも。
03.
地植えするとネコまでも…
「キャットニップ」
「In Flow Community」に紹介されている研究によると、虫よけの化合物(ディート)と比較して、約10倍の効果があることが分かったそうです。別名イヌハッカと呼ばれるのに、なぜか猫が寄ってくるこのハーブ。もちろん、室内で育てましょう。
04.
夏場は屋外でもOK
「レモングラス」
レモングラスには、シトロネラとして知られる自然のオイルが含まれています。蚊よけキャンドルの多くは、このシトロネラが主原料。その効果は証明済みですよね。レモングラスが放つ刺激ある香りで人間の体臭が分散し、蚊が分からなくなるから。という説も。関東以北だと、屋外での越冬は厳しい植物ですが、今の季節であれば屋外でも問題なし。
05.
ベランダで鉢植なんてどう?
「マリーゴールド」
キレイな花を咲かせるキク科の植物はファンも多く、ガーデニングでもよく目にしているはず。古代エジプトでは若返りの薬としても珍重され、傷の治療などにも用いられてきたそうです。近類のシロバナムシヨケギク(除虫菊)同様、殺虫剤の原料にも使用される独特の刺激臭で、庭からの蚊の侵入を防いでくれるでしょう。
06.
サニタリーを演出
「ラベンダー」
薄紫のキレイな花をつけるこのハーブにリラックス効果があるのは、言わずもがな。アロマオイルやフレーバーティーの原料としても馴染みのラベンダーは、庭に地植えか、もしくはポットに入れて窓辺を飾るにも最適ですよね。ところで、蚊よけに効果を発揮するのはその花ではなく、葉の方だって知ってました?
07.
風通しの良い場所を選んで
「レモンタイム」
オンタリオ州のゲルフ大学の研究によれば、レモンタイムの葉を磨り潰すと蚊に刺される回数をおよそ62%減らすことに成功したそうです。このハーブは蒸れに弱いので風通しの良いところを見つけて。
08.
ニッチやトイレの出窓
「ローズマリー」
料理の風味づけ、リラクゼーション、クリーニング、そして虫よけ。香りの強いローズマリーも虫が寄り付かない植物として有名。宿根草ですが手間がかからず、暑さ乾燥にも強く、半日陰でも元気に育ちます。ほかのハーブと一緒に寄せ植えを楽しんだり、ニッチやトイレの窓際に飾ってもいいかも。
【おまけ】
冷蔵庫よりもネットでつるして
「ニンニク」
最後にこんなものも。ニンニクの匂いが嫌いなのはドラキュラだけじゃないんです。あの特有の匂いの源アリインというタンパク質を、どうやら蚊はお好みでないようで、現に研究でも蚊を寄せ付けないことが証明されているんだそう。
この時季、ニンニクは冷蔵庫ではなくキッチンの上に。もちろん、庭やバルコニーで育ててもOKですけどね。