インスパイア系「フェイクグリーン」に刮目せよ

枯れず水もいらず、手入れも不要。本物と見分けがつかない精巧なつくり。そんなことよりなにより、フェイクグリーンのおもしろさはコレに尽きる。

「自然界に存在しない植物が存在する」

知ってた?

植物図鑑に載らない“グリーン”

人気のフェイクグリーン。そのなかに、名前も知らない植物に出会ったことはないだろうか? 聞いたことのあるような、それっぽいグリーン。という。

それは、フェイクが生み出した“架空のグリーン”。

メーカーに「これ何のフェイクですか?」と尋ねても、ルーツがはっきりしないもの。そういったイミテーションともまた違う、インスパイア系フェイクグリーンがじつは多く存在する。

たとえばこうだ。

つる性植物を模したフェイクのひとつに「ファーンハンギングブッシュ」というものがある。英語でファーン(Fern)はシダだから、意訳すれば「吊るせるもじゃもじゃのシダ」となる。

何だそれ?

想像するにシダの葉からインスパイアを受け、吊り下げたり、からめて飾れるよう、茎を長く伸ばして行った結果生まれたそれらしいフェイク。とか。

同じように「ハートリーフツィッグガーランド」も特徴的だ。葉の形状がハート型の植物によく「ハートリーフ」の名がつくが、フェイクのそれは明らかに自然界のものとは異なる形状。ユキヤナギのように奔放に、細く伸びた枝の先にだけ、ちょこんとハート型をした葉がついている。

自生している地域を探したって見つからない。これもやっぱりフェイク発のグリーンなのだから。

真っ赤な花序(かじょ)がすっと伸びる姿が猫の尻尾に見えることから、ついた名前が「キャットテール」。こちらは本物の植物だ。が、「キャットテールグラス」というフェイクグリーンは、姿カタチもまったくの別物。

一説にはインテリア用にヨーロッパでつくられた人工観葉植物なんだそう。

曖昧さも含めて、フェイク
「グリーン雑貨」であそぶ。

考えてみれば、フェイクなわけだから何でもアリといえばあり。もちろん、大半は枝も葉も本物の植物に寄せてつくられている。だが、なかにはこうしたフェイクならではのグリーンが存在する。

絶妙じゃないか!

そういった曖昧さとか、ファジーな感覚もフェイクのおもしろさだと気づくべきだ。なんなら、すべて架空のフェイクだけを集めて飾る、そんなインドアグリーンの楽しみ方があったっていいじゃないか。

あえてビジュアルは控えました。想像してほしいから。そして、気になったらぜひ専門店へと足を運んでみてください。

何がリアルで何がフェイクか──。もう、そんなことさえどうでもよく感じてしまう緑一色の世界が待っている。

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Top image: © 2019 YUJI IMAI
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