世界有数の「観光名所」なのに、違った角度から撮影したとたん・・・ここどこ?
イギリス人のOliver Curtisさんは、これまで世界中の観光地を訪れては、カメラを構える観光客を尻目に、名所旧跡にあえて背を向けシャッターを切り続けてきた、異色のカメラマン。こんなことを2012年から実に4年もかけて取り組む彼のプロジェクト「Volt-face」、意訳すれば“方向転換”といったことろか。
どこか的外れなシロウトっぽい(あえてこう書きますが)写真の本当の狙いはどこに?
あの観光地のリアルな表情
どこだか分かる?
観光地で撮影されていたとしても、これらは観光写真か?もちろん答えはNO。言うなれば彼の作品は「観察写真」。4年前、ギザのピラミッドを訪れたOliverさんは、三角錐のランドマークに向かってカメラを構える人々を避けようとピラミッドを背にした瞬間、なぜだかこれまで目に入ってこなかった観光名所の“隠れた側面”に目が止まったそう。
世界中の誰もが知るあの有名な景色を前に、多くの人が見落としている裏側の世界に光を当てたプロジェクト、ということらしい。もしかしたらこれらは、人々を魅了する観光地の素の表情……なんて言いうには、ちょっと大げさすぎる?
何はともあれ、Oliverさんの世界観をせっかくなのでクイズ形式で紹介していこう。きっと一度は訪れた(ないしは目にした)ことがある、あの観光地のはずなのに、いったいここは何処?写真に写りこむ情報を元に推理を楽しんで。後半はもはや、想像するほかない。
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では、答え合わせといきましょう!
【01】
コルコバードのキリスト像(リオデジャネイロ)
【02】
バッキンガム宮殿(ロンドン)
【03】
毛主席記念堂(北京)
【04】
「モナ・リザ」と同じ部屋に展示された「カナの婚礼」ルーヴル美術館(パリ)
【05】
自由の女神像(ニューヨーク)
【06】
タージ・マハル(アーグラ)
【07】
レーニン廟(モスクワ)
【08】
サン・ピエトロ大聖堂(バチカン)
【09】
コロッセオ(ローマ)
【10】
嘆きの壁(エルサレム)
【11】
.国会議事堂(ベルリン)
【12】
万里の長城(慕田峪長城)
【13】
リンカーン記念堂(ワシントンD.C)
【14】
アウシュヴィッツ=ヴィルケナウ強制収容所(オシフィエンチム)
【15】
ストーンヘンジ(ソールズベリー)
【16】
ホワイトハウス(ワシントンD.C)
【17】
太陽のピラミッド(テオティワカン)
ちなみに、プロジェクト「Volt-face」は、2016年9月19日よりロンドン王立地理学会での展示が決定している。