ロンドンの秘密をこっそり教えてくれるキュートな「観光レンタカー」

ロンドン市内に、新しいコンセプトのレンタカーが登場しました。なにが新しいって、これ観光専用なんです。もちろんレンタカーだから自分で運転だってできます。けど、さすがに不慣れな外国の街を運転するのって、ちょっと怖いですよね。そこで、運転手付きのプランもばっちり用意されているんです。

ロンドンにまつわる豆知識から、隠された歴史まで、くすっと笑わせてくれるおしゃべりな紳士(音声ガイド)も付いていて、市内をぐるりと約1時間半。

実際に体験した感想は「え、そうなの?」なんて日本語で運転手に聞いてしまうほど。あ、僕は運転手付きを選択。あのニヤッとした彼のドヤ顔は今でも忘れられませんっ! 

タブレットが観光ナビになり、
隠れた名所を案内してくれる

こちらが「Yonda」、キュートなコンパクトカーです。専用タブレットがカーナビ代わり、GPS機能で所定の場所に近づくと音声ガイドが流れる仕組みです。

ちょっとコーヒーを買いにカフェに寄ってもOK。彼(音声ガイド)も待ってくれます。団体ツアーじゃなくて、レンタカーですから気ままにいきましょう。アップテンポからクラシックまで、雰囲気にあったBGMもチョイスしてくれて、時々ロンドンジョークも挟んでくるんです。

例えばこんな感じに。

アレキサンダー・マックイーンは、女性ファッションデザイナーとして、イギリスでトップだったかもしれない。

彼は、1980年にこの場所で見習いとして学んでいた。彼は生意気で、ウェールズの王子のために作られたジャケットに落書きをしていた。何を書いたか教えることもできるが、仕返しされたくないのでやめておこう。

左手に見えるのは、セシル・コート。ヴィクトリア時代の雰囲気が残る通りで、古風な書店が並んでいる。時間を忘れるような、まるでハリーポッターの魔法の世界に吸い込まれるようだ。

ここはJ.K. ローリングがダイアゴン横丁のインスピレーションを受けたところ。ハリーポッターの本を読んだり、映画を見たことがある人にとっては価値のある所かもしれない。

見たことがなければ、私と同じ。まあ、私はただの車だけれども

楽チンなのに「しっかり」
ロンドンを体験できる

個人旅行が当たり前になりつつあるけれども、バスや電車の乗り換えを事前に調べて、タイムスケジュールも決めなきゃいけない。慣れない土地ゆえに道に迷ったりもします。

音声ガイドでロンドンの観光名所から逸話まで知れて、レンタカーのプライベート感を保ったまま1時間半で効率的に観光できる。個人旅行のメンドクサイ!をなくして、団体ツアーのおまかせな感じを一度に味わえるんです。

でも一番の収穫は、絶好のお土産話ができるってこと。

車種は現在、2人乗り or 4人乗りの2種類。お値段は60ポンド(約9000円)から、とまあ少しお高めだけど、ガソリン代や保険代も入ってこの値段だから悪くない。
残念ながら音声ガイドはすべて英語です。日本語の予定は?と担当してくれた運転手Jamesさんに聞いたところ、「じゃあ、翻訳してくれる?」と返されました。
 
これからロンドンに行く予定があれば、ぜひ。もしイギリス人の友達がいるなら誕生日サプライズとして予約してあげてもいいかも。
Licensed material used with permission by Yonda, Instagram
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。