無茶でしょ!と思ったけれど意外と回れるかもしれない「24時間ロンドン弾丸プラン」

長期休暇でせっかく海外へ行くなら、できるだけ多くの街を巡りたい。そんな旅が好みの人に、とっておきの記事を紹介しよう。

「Central London Apartments」が提案するロンドン満喫プランなら、たった1日で見どころを網羅することが可能。ただし、24時間で24箇所を回るという「弾丸中の弾丸計画」だ。

面白いポイントは2点。ただ予定を詰め込んだだけでなく、時間ごとに最高のチョイスで1日をプロデュースしてあるところ。そして、「いやいやそれは無茶でしょ」と思いつつも、案外移動距離は妥当で、合間合間に息抜きもあり、頑張ればできてしまうのでは?という絶妙なリアリティーを伴っているところ。

AM6:00
街一番の朝市を見て回ろう

さぁ、まずはニューコベントガーデンマーケットへ。ここは街で一番の花市場。カゴを持って行って好きなだけ花を買うのも良いし、買う気が無くとも視界を埋め尽くす“花の海”や買い付けに来た人を見るだけでも訪れる価値がある。

花瓶やイベント用の小物、フレッシュな野菜や果物なども売っているので、色々と見て歩いたり人と話をするのも楽しい。

AM7:00
伝統的なイギリスの朝食を堪能

ひととおり市場を見て回ったら、周辺エリアで伝統的なイギリスの朝ごはんを楽しもう。ここでポイントなのは新しいチェーン店ではなく、「古くて薄汚い安食堂のようなカフェ」を選ぶこと。地元密着なカフェで真のイングリッシュ・ブレックファーストを堪能しよう。

めまぐるしくも冒険に満ちた24時間は始まったばかり。ここでしっかりお腹を満たし、気合を入れて出発しよう。

AM8:00
国会議事堂を見学

準備ができたら、地下鉄に乗るかテムズ川沿いに歩いて、国会議事堂を見に行こう。早く着いて十分時間があるときは、国会議事堂で1日の仕事が始まるまでの間、ツアーガイドに中を案内してもらえることもある。

中では美しい会議場や豪華絢爛な女王の着替え部屋、クラシックな王室のギャラリーを見ることができ、素晴らしい目の保養になるだろう。

AM9:00
ロンドン・アイに乗ろう

次はウエストミンスターブリッジを渡って、1999年開業の巨大観覧車「ロンドン・アイ」から街を一望しよう。ここは旅行者にとってはマストのスポット。特に朝、1日の始まりにロンドンが目覚め始める様子をはるか上空から見下ろすのは格別の眺めだ。

AM10:00
コーヒー片手に芸術を満喫

ロンドン・アイから降りたらすぐ隣のサウスバンク・センターを訪れよう。ここは芸術関連の複合施設で、ロンドンの中でも特にアツいカルチャー・スポットだ。近くのお店でコーヒーを買って、それを片手にヘイワード・ギャラリーを見て回ろう。映画好きの人はその隣のFBI(英国映画協会)サウスバンクにも絶対に足を運ぼう。

AM11:00
 テート・モダンで現代美術見学

今度はサウスバンクから15~20分ほど歩いて、有名なテート・モダンギャラリーへ。様々な展示会や常設展では、国際近代・現代美術の作品を見ることができる。

AM12:00
最高の景色を見ながらランチ

ここまででも既に随分盛りだくさんだけど、まだ正午。素敵な景色を見ながらちょっと気取ったお昼を食べたいのであれば、ミレニアムブリッジを渡って「Northbank Restaurant And Bar」に向かおう。このレストランの眺めの良さは抜群。グローブ座や先ほど訪れたテート・モダンなどロンドンの名所の数々を含めた信じられないほど贅沢な景色を見ながらお昼を食べられるのだ。ミレニアムブリッジを見るのも大事なポイント。十分元気を取り戻したら、再出発。まだまだ着いてこれるよね?

PM1:00
セント・ポール大聖堂を探検

レストランを出てテムズ川の北を素早く迂回すると、印象的な造形美のセント・ポール大聖堂にたどり着く。ここは探検し放題。最高にゴージャスかつ歴史を感じるフロアや地下室、ドームの中の3つのギャラリーを存分に見て回ろう。

PM2:00
グローブ座で戯曲の世界へ

続いてサウスバンク方面に戻り、先ほどレストランから見えたグローブ座に行ってみよう。ここはシェイクスピア作品の多くが初演された歴史ある劇場。当時の建築を精密に再現して鋼鉄などは使っていない木造建築の建物だ。実際に劇も行われているけれど、もしも見る時間がなくてもシアターの展示会やミュージアムを楽しむことができ、建物のレトロ感とも相まって戯曲の世界にどっぷりと浸れるはず。

PM3:00
マーケットでおやつを入手

次はロンドン橋から石を投げたら届くくらいすぐ近くにあるバラマーケットに行ってみよう。そろそろ小腹が空いてきた頃?ロンドンでもっとも古く、大きな市場のひとつのこのマーケットは11世紀ごろからあり、考えられる食べ物はほぼなんでも揃っている。おやつを買いたい人だけでなく、グルメの人は必ず訪れるべき注目スポット。いろんなものを食べ歩こう。

PM4:00
ザ・シャード展望台を訪問

夕方の街の最高の景色を眺めるために展望台に登りたい人にも、ただ下からこの展望台を眺めたい人にも本当に印象的な現代建築がこのザ・シャード展望台。大胆に透き通りそびえ立つ近代的なこの塔は、夕方には特に美しく見えることだろう。

PM5:00
地下鉄で博物館めぐりへ

だんだん日も暮れてくるけど、地下鉄で南ケンジントンに向かえばミュージアムがたくさんある地域に行く時間も十分ある。科学博物館ヴィクトリア&アルバートミュージアムを見てまわろう。中でもオススメは、世界中の有名な恐竜にフィーチャーしている自然史博物館だ。

PM6:00
ハイド・パークで緑に癒される

さぁ、アトラクションやミュージアムが閉まり始めてきたこの時間。ロンドンで1番のグリーンスペースとして名高いハイド・パークを散歩して怒涛のツアーの合間の息抜きをしよう。でもまだまだ終わりじゃない。夜の街に繰り出す準備はできたかな?そう、実はまだ12時間しか経ってないのだ。あと半分、急ピッチで頑張ろう。

PM7:00
ショッピングで気分を高める

公園から通りを越えると、有名なハロッズに着く。外観からして美しいこのお店でゆったりショッピングして気分を上げよう。もし値段が高いと思っても、ここを訪れた記念に買っておくと良い。それくらいこのハロッズはロンドンのアイコン的存在なのだ。

PM8:00
ピカデリーサーカスで観劇

さぁ、ゆっくりして再び出発する気が起きたら、歩くか地下鉄に乗ってナイトブリッジからピカデリーサーカスに移動し、ショーを観よう。『レ・ミゼラブル』や『ウィキッド』といったクラシックなものから、『ブック・オブ・モルモン』や『夜中に犬に起こった奇妙な事件』など比較的新しいショーまで色々ある。ロンドンは劇場の歴史が深く、来たからには少なくとも1回は観劇を経験しておくべき。

PM9:00
シーフードディナーを味わう

夜も更けてきたので、そろそろ晩御飯にしよう。コヴェントガーデンで評判のシーフードレストラン、J.sheekeyがオススメ。リラックスした雰囲気の隠れ家的なお店だ。割高なサイドの席なら、有名人に会えるかも。

PM10:00
2階建てバスに乗り夜の街へ

ディナーを終えたら、本当の夜の始まり。とってもクールなショーディッチに向かうのには、地下鉄もいいけれど、やはり今度はロンドン名物のダブルデッカーバス(2階建てバス)に乗って行くのが良いだろう。日の沈んだロンドンの風を感じながら街を眺めて移動できる。

PM11:00
ライブ参戦しよう

バスを降りたらすぐにライブを見に行こう。ショーディッチにはRich MixやThe Old Blue Last、Hoxton Square Bar、Kitchenといった音楽小屋やライブハウスがたくさんあり、ライブのホームともいえるのだ。

AM0:00~4:00
バーでナイトライフを楽しむ

ショーディッチはロンドンの中でもナイトライフに関して最も有名な場所のひとつ。なぜかは行ってみればすぐわかるはず。自分の気の向くままにお店をはしごするのも良し、誰かについて行ったり、お決まりのルートで酒場を回るのも良し。どちらにせよ、エリアはパブやバー、クラブでいっぱいなので、どんな音楽のテイストにも、お客さんの雰囲気にも合うところが見つかるはず。

AM5:00
最後の朝食はワッフル
日の出を拝んで、お疲れ様!

さぁ、本当に本当に、よくやった!これで弾丸ロンドンツアーはおしまい。徹夜でクタクタのあなたに24時間365日オープンのレストラン、「Duck and Waffle」を紹介しよう。

濃厚な旅行の締めくくりに日の出を拝みつつワッフルや鴨肉、卵料理を楽しむことができる。だんだんと夜が明けて街が明るくなってゆく様子を目にしながら、この1日を振り返ろう。きっと思い出すたび笑みのこぼれる、忘れられない日になったはず。

Licensed material used with permission by Central London Apartments
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。