意外と知られていない「ロンドンでサッカー観戦」のコツ
ロンドンはマドリードやマンチェスターと並ぶ、世界屈指のサッカーシティ。アーセナルFCやチェルシーFC、トッテナム・ホットスパーFCなど、世界的ビッグクラブがゴロゴロ集結しています。
ただし、実際に観戦しようと思うと悩ましいのがチケット問題。世界的な人気クラブがゆえ、ビッグマッチでなくとも取りづらいし値段も高い……。
そこで、です。
この街でサッカー観戦なら、二部(フットボールリーグ・チャンピオンシップ)でも十分楽しめますよ!
ロフタス・ロード
(ロンドン/イギリス)
一部と二部を行き来するクラブを「エレベータークラブ」と呼んだりしますが、近年のクイーンズ・パーク・レンジャーズFC(通称QPR)はまさにコレ。今シーズンは一部(プレミアリーグ)昇格を争うことになりますが、二部では「強豪」と言えるでしょう。
そんな彼らのホームスタジアムがロンドン西部、住宅街のど真ん中にある「ロフタス・ロード」です。トップの画像を見てもらうと分かる通り、かなり小ぶりでキャパシティはたったの18,500人程度。完成は1904年と設備も古め。
さて、この事実をどう捉えるかがポイントです。
確かにビッグクラブのスタジアムは近代的で、収容人数も圧倒的。たとえば先に挙げたアーセナルFCのエミレーツ・スタジアムは約60,000人を収容できます。が、そのぶん座席によっては迫力を欠くことに(これはもう仕方ナシですが)。
でもロフタス・ロードなら、たとえ最後列でも選手は目の前!実際に観戦しましたが、タッチライン際でプレーしている選手の表情がハッキリと読み取れました。
建物自体にも近代的なスタジアムの登場によって失われつつある古き良きイングランドの薫りがぷんぷん。二部とはいえそこはサッカーの母国、プレーのダイナミックさ、サポーターの熱量だって一部に引けを取りません。
というわけで結論。
最後列でプレミアリーグを観るくらいなら、最前列でチャンピオンシップのほうが絶対オモシロイ!