スペインでサッカー観戦なら、ビルバオは外せない

いまどき「スペイン旅行でサッカー観戦」はよくある話です。

特にマドリードとバルセロナでは顕著。まず訪れるであろう2大都市のそれぞれに世界的ビッグクラブがあるのだから、「せっかくなら観たい!」と思うのも自然です。幸い、余程の好カードでない限りチケット購入のハードルは高くありません。

ただし、ここでは少しマニアックな提案をしましょう。スペインでサッカーを観るなら、ビルバオを外してはいけません!

サン・マメス
(ビルバオ/スペイン)

© mms_photos_ / Instagram

バスク州ビルバオを本拠地とするアスレティック・ビルバオのホームスタジアム「サン・マメス」。1913年に建設された“初代”サン・マメスの代わりとして、新たに2013年に完成しました。

最大の特徴は、外壁に発光素材を用いることで、自由自在に色を灯すことができる点。トップの画像は、クラブカラーである赤と白にライトアップされたときのもの。ネルビオン川を挟んだ向こう岸、ベストビューポイントからの一枚を見ると、極論この外観だけでも十分に満足できてしまうことが分かるはず(とはいえ、試合も観てください)。

さて件のアスレティック・ビルバオですが、スペインリーグ創設以降2部に降格したことのない3つのクラブのうちの一つです。他の2クラブは、あのレアル・マドリードとFCバルセロナ。歴史と実績を兼ね備える名門であることが理解できますね。

しかも特筆すべきは、これだけ国際化が進むサッカー界において、バスク出身者のみでチームを構成する「バスク純血主義」を100年以上も貫いていること!近年はやや緩やかな方針をとるも、これまでに在籍した外国人選手はほんの数名なんです。

それゆえ、伝統的に闘争心を代名詞とする同クラブは選手のまとまりも抜群。「選手である前に戦士たれ」という哲学のもと、生まれ育ったバスク地方に誇りを持ち、エンブレムに忠誠を誓い、ピッチの上で戦い続けます。

そんな選手たちとスペインでもっとも熱狂的と言われるサポーターとが作り上げる空間では、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリードのホームスタジアム)やカンプ・ノウ(FCバルセロナのホームスタジアム)とはまた違ったこの国のサッカー熱を体感できます。一時期はどのようなビッグクラブを相手にしてもホームでは無類の強さを誇ったことから、サン・マメスは“要塞”と呼ばれるようにもなったんですよ。

もっともオススメの対戦カードは、レアル・ソシエダとのバスク・ダービー!

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