たまには、「温かいビール」なんていかがですか?
ジンジャーエールとビールを混ぜた「シャンディ・ガフ」や、トマトジュースを混ぜた「レッド・アイ」など、ビールを使ったカクテルは日本でも一般的ですが、こんな飲み方はまだ日本ではあまり知られていないのでは?
ここではリース恵実さんの著書『ビール語辞典』(誠文堂新光社)を参考に、ちょっと変わった温かいビールの飲み方「グリュービール」を紹介します。
様々なレシピがありますが、お酒以外の材料や作り方はホットワインとほぼ同じ。寒い季節にぜひ試してみて!
冬にはこんなビールもあり
【用意する材料】
・ホップの少ない、モルトの風味が豊かなビール…2,500ml
・ミカン…3個(皮と房)
・はちみつ…1/2カップ
・生姜のすりおろし…小さじ2
・クローブ…6粒
・シナモンスティック…3本(軽くつぶす)
・八角…2個
・ナツメグ…少々
・バーボン…ショットグラス2杯分
・クランベリージュースやりんごジュースなど…ショットグラス2杯分
ひと手間かけてカラダの芯からポカポカに
【作り方】
① ビールとはちみつ、ジュースを鍋に入れて中火で加熱し、生姜を加える。
② よく洗ったミカンをむいて房を加え、皮は別のボウルに入れる。
③ みかんの皮をすりこぎなどで潰し、鍋に加える。
④ 温まってきたらスパイスとバーボンの半量を加える。アルコールが点火しないように気をつける。
⑤ 良く混ぜて沸騰直前まで温まったら、弱火にしてコトコト煮る。
⑥ 一時間経ったら残りのバーボンを加える。味見して好みでバーボンやはちみつ、スパイスの量を調整する。
⑦ スパイスを漉して熱々で飲む。
【番外編】お手軽にビールの「熱燗」なんていかが?
「グリュービール」は材料を用意するのが大変だけど、温かいビールを飲んでみたい!という人は、ビールの熱燗とも言うべき「ホットビール」を試してみては?
つくり方は簡単。鍋に沸かしたお湯に、蓋を開けたビールを突っ込んで温めればOK(※蓋をしたままだと危険なので要注意)。とくに北ヨーロッパの寒冷地域で楽しまれている飲み方で、アルコール度数の高い冬向きのビールでやるのがオススメですよ!