【カニ? ゴーヤー?】一度は飲んでみたい珍ビール6選
世界を見渡せば「街の数だけビールがある」と言われるほど、たくさんの種類が存在しています。そのなかでも食卓の話題づくりになりそうな「初級編」から、飲むのを少しためらってしまいそうな「上級編」まで、ちょっと変わったビールたちを集めました。
参考にしたのは、リース恵実さんの著書『ビール語辞典』(誠文堂新光社)。みなさんはどれを飲んでみたいですか?
01.
温泉に浸かって蟹鍋と一緒にどうぞ
「カニビール」
温泉に浸かって
「カニビール」
(写真 一番右)
兵庫県の温泉街、城崎。このど真ん中にある創業350年の老舗旅館「山本屋」が直営の工房でつくるのが、この「カニビール」。とは言っても、じつはカニそのものは原料に使っておらず、カニに合うように研究を重ねてつくったもの。甘みとコクがあり、カニはもちろん魚介類や鍋物と一緒に頂くのがおすすめです。
02.
海や空の青よりもっと青いビール
海や空の青より
グラスに注ぐと、宝石みたいに涼しげな青いビール。ぐびっと、というよりは海辺なんかで優雅に味わうイメージでしょうか。ぜひ一度お試しあれ。(網走ビール「流氷ドラフト」、いわて蔵ビール「青いシャンパンビア サムシングブルー」)
03.
沖縄の夏にぴったりなゴーヤーの苦味がクセになる
沖縄の夏にぴったりな
沖縄の「ヘリオス酒造」がつくったのは、その名の通りゴーヤーの果汁を使ったビール「ゴーヤードライ」。口に含むとホップの苦味とゴーヤーの苦味が順番に現れ、ふわっとクリーミーな泡が特徴です。
04.
アメリカ人の朝食をビールの中にひとまとめ?
アメリカ人の朝食を
「Funky Buddha Brewery(ファンキーブッタブルワリー)」の、メープルベーコンコーヒーポータービールは、まるでアメリカ人の朝食セットを思わせる贅沢で濃厚なアロマと風味。ゲテモノのように思いがちですが、2016年のワールドビアカップの「スペシャルティー・ビール」部門で金賞を獲得したビールです。
05.
象のフンからできたビール
象のフンからできたビール
2013年のエイプリルフール限定商品として登場した、サンクトガーレンの「うん、この黒」。象にコーヒー豆を食べさせて腸内で発酵させ、フンとなって出てきたブラックアイボリーというコーヒーを使ったビール。じつは苦味と甘みのバランスがよく、普通に飲みやすいビールだとか(※現在は販売されていません)。
06.なんと酵母がオジさんのヒゲ
「Rogue Ales & Spirits」のマスターブルワーである、ジョン・メイヤーのヒゲから採った酵母を使用しているのが「ザ・ビアード・ビール」。野生の酵母を用いているので、ある意味で伝統的なつくり方!?くったくのないラベルの笑顔を信じて飲んでみましょう。